14日

電子申請にチャレンジしよう!

2014.2.14

<①日本のオンライン利用状況>
電子政府の総合窓口(e-Gov)は、平成20年2月から、労働社会保険関係手続のオンライン申請の受付が始まりました。
まずは、世界の電子申請と比較してみましょう。
すると日本は、オンラインで買い物することは普及してきているけど、オンラインで行政機関へ申請することは、諸外国と比べかなり遅れていることがわかります。(出典)総務省「ICT基盤・サービスの高度化に伴う新たな課題に関する調査研究」(平成25年)

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<②オンライン利用状況の内訳>
では、世界と比べ、オンライン利用状況普及率の足を引っ張っているのは、どの手続きかといいますと・・・・・
そう! 社会保険労務士の分野(労働社会保険)なのです!!!
普及が遅れている理由は、色々あるとは思いますが、書類作成や添付書類の複雑さも要因の1つだと思われます。
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<③電子申請のメリット・デメリット>
ただ、ここ最近の「労働社会保険関連の電子申請」は、かなり使い勝手がよくなったと思います。

まず電子申請のメリットとして挙げられるのは、
・会社から印鑑をもらいに行かなくて申請可能!
・台風や大雪のときも、夜中でも、祭日でもOK!
・ガソリン代や駐車場代も浮く!
・トータルとして労働時間の短縮につながる!

逆に電子申請のデメリットとして挙げられるのは、
・直接持っていくより、回答が遅いときもある。
・紙で手続すると、受付印が押されるが、電子申請は無い。
・パソコンの知識が多少は必要。

 

 

 

<④電子申請はやるべきか?>
実は本日(2/14)、電子申請の研修に行ってまいりました。
そこで得た感想。。。

 

『電子申請やるべ~し!』

 

一昔前までは、正直、労働社会保険関連の電子申請は、大変使い勝手の悪いものでした。
また、対応する役所もあまり乗り気ではありませんでした。
ちょっとしたトラブルも頻発していました。
しかし、先人たちの努力の甲斐もあって(特に離職票の電子申請が可能になった契機が大きい)、社会保険労務士分野の電子申請は、かなり使い勝手の良いものとなりました。
完全に、メリットの方が大きくなったといえましょう。
オール電子申請は無理だとしても、使えるところから使っていく方がよさそうです。

まだ「社会保険労務士電子証明書」を取得されていない方、これから電子申請にチャレンジしてみてくださいね。