02日

非正規従業員比率過去最高36%

2014.2.2 kaiko
雇用情勢の改善が続くなかで、相対的に収入の低い非正規労働者の比率が高まっている。2013年の平均は前年より1.4ポイント高い36.6%となり、過去最高を記録した男性では初めて2割を超えた内需が拡大し医療・介護や小売りなどでも就業者が増加。失業率が6年ぶりの低水準に改善するのを下支えしているが、持続的な成長に向けては課題も多い。
総務省が31日発表した13年の平均の非正規労働者数は1906万人で、労働者全体での比率は36.6%。10年以来4年続けての上昇となった。女性は55.8%と既に高いが、男性も前年に比べ1.4ポイント上がり21.1%となり、非正規活用の広がりを物語る。 ※2014/1/31日本経済新聞
——————————————————————————

<正社員を増やそうと叫ばれてはいるが・・・>
「正社員」・・・なんといい響き。
 正社員という「身分」になれば、なんとなく生活が長期にわたって安心できる思いがすると思います。
でも裏を返せば、自分が経営者となって従業員を雇おうと思ったら、①ボーナス有 ②昇進有 ③退職金有 ④解雇規制有 と、かなりのリスクを負って雇わなければいけないということです。
特に今の解雇規制は、経営者側にとってキツイ
夫婦間だって、結局は「好き・嫌い」の感情的な部分で別れるケースがあるというのに、雇用に関しては、感情的な部分では別れ(解雇)ができない。 勢い、ムリムリ合理的な理由を付けて解雇へ持ち込み余計こじれる場合も多い。
 多くの判例は、なんだかんだ言って納得できるものだけれど、こと「解雇」に関しては、昔の終身雇用制度を引きずったもので、どうも今の社会情勢とマッチしていない。
 今の時代、経営者の「ヒト」における心理的負担は相当なものです(※昔みたいに「お前なんてクビだ」っていって解雇できる時代ではないので)。
非正規雇用が増えているのは、「正社員」というリスクを回避するために、経営上当然の選択なのです。

もう少し解雇規制が緩やだったり、金銭解雇も最後は可能であるなら、事業主は「正社員を雇ってみようかな?」という気持ちにもなると思うんですが・・・。


↑転職支援実績31万人!【リクルートエージェント】


↑企業口コミサイトとして有名な【キャリコネ転職サービス】


↑派遣の仕事・派遣会社をお探しなら【インテリジェンス】
↓公共の転職サービス【ハローワーク】
banner hellowork