社労士(受験、合格、開業)

社労士試験に再チャレンジすべきか否か?

このブログ・動画では、暮らしに役立つ「社会保障」について、色々お伝えしております。

今回は主に資格試験受験者向けブログ・・・

社労士試験に再チャレンジするか否か?」について、お話して参りたいと思います。

 

 

 

社会保障制度を支える社労士

 

今年(令和元年)も、社労士試験の合格発表が行われました(合格率6.6%)

社会保険労務士という資格は、労働分野や社会保険に関する手続業務の専門家です。

社会保障制度は幅広いですが、社労士がかなりの部分を担っているといってもよいでしょう。

社労士試験を受験しようと思われた動機は、人それぞれだと思います。

①開業したいから。
②会社の総務や保険会社に在籍しており、知識を広める意味で。
③イザとなったら、独立開業もできる資格なので、人生の保険を掛ける意味で受験。
④暮らしに直結する知識なので。

 

ちなみに自分の場合は、弁護士にあこがれ、大学時代法学部に在籍していたものの、いわゆる苦学生(バイトで生活費と授業料捻出)でした。

授業で憲法や民法を勉強はするものの、日々の生活が大変で何とかしなくちゃ!ということで、もう必要に迫られ社会保障の勉強をするうち、社労士に興味が出たのがきっかけでしたね。

 

 

 

 

その資格、本当に必要?

世の中には、様々な仕事がありますし、資格試験もあります。

その中で、「社会保険労務士」にこだわる必要があるのかを、よく考える必要があります。

【人生の保険になるか?】
イザ退職となったときの備えとして、社労士試験を受験される方もいらっしゃることでしょう。
でも個人的には、ヤメた方がいいです。
名前は社会保険労務士ですが、自身の将来への保険には難しいかと思われます。

理論と実務には、大きな乖離がありますし、法改正したら覚えた知識も一貫の終わりです。

勉強せずに、よく知っている人に聞く!
人生これでいいんじゃないでしょうか?
開業予定者、もしくは現に仕事で活用できる方へはオススメしたいと思います。

暮らしに必要な社会保障の知識を得るのであれば、

FP(ファイナンシャルプランナー)の方が、より社会全般の知識が得られていいように思います(AFPで十分ですが、上位資格CFPならなお凄いです)。

 

 

 

 

足の裏のご飯粒

実際に資格を取得しますと、合格証書が届くまではウキウキしていますが、じきに現実が訪れます。

せっかく取得した資格も、すぐに陳腐化して、「お金」と「時間」が無駄になるという話は、社労士資格あるあるです。

 

経験がすべて無駄になるとはいいません。

が、資格試験全般に言えることではありますが、取得後にも不断の努力をしないと、

足の裏のご飯粒(取らないと気持ち悪いが、取ったところで喰えやしない)

になるというのが「資格」というものです。

 

 

 

 

意外にもこんな方はオススメ

サラリーマン生活で、それなりの収入や待遇を受けている方が再受験しようとしたら、名古屋弁でいえば・・・

「やめときゃ~!」

ですかね。

 

逆にどうしても集団生活やサラリーマン中では、うまく生きていけない方が、世の中にはいらっしゃいます。

 

いっつも社内で「いじられキャラ」だったり、パワハラを受けるような、そこのあなた!

 

そういう方は逆張り戦略で、個人事業主、フリーランス、そして士業といった、リスクがあるため皆が手を出さないような仕事を、目指される方がいいと思います。

というか、そうでないと生きづらいと「DNAレベル」で感じてますよね~(^^)。

 

もし(社労士に限らず)国家資格で不合格だった方は、今一度、自分の適性を見極めてほしいと思います。

そしてやっぱり再チャレンジ!という方でしたら、そのときは心からエールを送りたいと思います

 

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<【補足】社労士合格者や年金の勉強をしたい方向け>

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【業務】年末年始こそ仕事・勉強

年末年始のこの時期、まとまった休みが取れ、体を休みたい気分かと思います。

海外旅行や帰省される方も多いことでしょう。

でも・・・

特に受験生(大学受験・資格試験)の方々は、この時期に遊んでいてはいけません

まとまった時間が取れるこんな時期こそ、ライバルと差をつけるチャンスです。

あと、生活習慣を崩すことなく過ごすことも大切です。

私自身も今年2016~2017年の年末年始は、早起きして、仕事と勉強に費やしたいと思っています。

【受験】執筆本が完成!

2016-10-30社労士受験本2017年版が完成しました

(私の執筆は、「社会保険一般常識」)。

 

社労士合格で必要なことは、「最小限の努力で合格」することです!

なぜって・・・

社労士試験で学べることは、

「実務で必要な知識の1/5ほど」

かつ

「一部実務ではほぼ不要な知識」

だからです。

特に年金分野は、実務で必要な知識の1/10しか学んでいないと思ってください(まだまだ勉強することがありますよ)。

だからこそ、早く合格して、そのままの勢いで(忘れないうちに)、実務の習得に時間を割くことが大事です。

 

人でも多くの方が、この本を活用し、最短最速で、合格されることを祈っています!

 

【受験】社労士勉強とバイオリン練習の共通点

goukakudaruma
violin2013

私は、社会保険労務士業の傍ら、暇を見つけては、バイオリンの練習をしています。

大人から始めたバイオリンは、(趣味といえども)なかなか手強いです(>_<)

でもバイオリンは、生音を聞いていると、癒されるんですよね。

弦の響きだったり、初心者向けの曲を弾いているので、童心に帰ったり。。。

 

<社労士勉強とバイオリン練習の共通点・相違点>

さてここで、1日の中で毎日行っています「社労士の勉強」VS「バイオリン練習」について、ふと私が感じていることを述べてみたいと思います。

 <共通点>
若くないので、1日でも勉強・練習をサボると挽回するのが大変です!
ホント毎日、勉強や練習を続けないと、なかなかスキルって向上しないことを身に染みております。
「労働社会保険知識」も「バイオリンスキル」も毎日、反復練習することで、だんだん向上していきます。
毎日です!
 <相違点>
社労士の勉強もバイオリンの練習も、「脳みそ」をすごく使っているのを感じます。
でも1点大きく違うところがあるんです。
それは・・・
バイオリンは、今学んだことが、全部永久に自分のスキルとなることです。
それに対し社労士勉強は、しょっちゅう法改正があるので、身についたことが「リセット」されることも多いです。バイオリン練習は大変ですが、すべてスキルとなる点はいいですね。

毎日、色々な部分の脳を刺激しているためか、はたまた体質なのか、
睡眠時間がなかなか削れないです(^^)
子供みたく、結構がっちり寝ています。

【受験】2016 社労士受験本が出来上がりました

2015.12.6
2016年版、社労士受験本が出来上がりました。

まもなく書店に並ぶかと思います。

私も共著で執筆しています。

 

私の担当は、社会保険一般常識分野です。

そう、足切りにひっかかりやすく、勉強しにくい科目です(^^)

このブログをご覧の方に、2016年版でバージョンアップした点をお話しちゃいます。

それは・・・

 

図解を増やしました♪

私はとにかく、図や写真で勉強するのが好きなので、紙面の許す限り、図を盛り込みました。

この受験本で2016年、合格される方が1人でも多くでることを、強く願っています!

【受験】2016社労士その2 不合格原因

goukakutaikenki2015年の社労士試験はタイヘン厳しいものでした(2.6%)。

ここで、来年合格を目指している方は「選択の労災は運が悪かった」「合格率低いからしゃーないか・・・」で済ませてはいけないです

落ちたらまた1年先になりますからね。

私も複数回落ち、1年は長~く感じました。

次は絶対合格です!

試験の直前で敗因分析をするのは、精神衛生上良くないです。でも合格発表が終わったばかりの今は、冷静に自己分析をして、次に備えてもいいかなと思います。

 

<選択式の場合>

選択式は、確かに択一式に比べると、運の要素が出てしまう可能性はあります。

記述式時代に比べたらまだましですが、それでも怖いです。

私は1冊の社労士受験本を愛読書にして、繰り返し読み、文字を頭に焼き付ける感じで勉強しました。

また、見たこと無いフレーズが出ても、一応問題作成者は「勉強してれば答えれるだろう」という意図で作問していますので、過去問で間違えた場合、知識不足なのか周辺知識からの類推が足りなかったのか、分析しておきたいところです

 

<択一式の場合>

今回、合計45点に届かなかった方は、単純に「過去問等の問題練習量が足りなかった」ということです。

択一式問題は、繰り返し解けば解くほど、ほぼ右肩上がりに点数が上昇します。

また、つい模擬試験や予想問題に手を出しがちですが、まずは過去問を繰り返し繰り返し(大事ですからもう一度いいます、繰り返し)解くことが大切です。

そうすることで、知識・自信・スピードがついてきます。何回も解くのってタイヘンですけどね。

【受験】2016社労士その1 合格率予想

goukakudaruma

2015年の合格率は、2.6%でした(2014年は9.3%)。

社労士試験史上、最低の合格率です。

いきなりこれだけ下がって「不公平だ」「そんなんだったら受けてない」という意見も出てくるかと思います。

ただ、合格者を増やす減らすというのは、受験生のためではなく、国の方針として行っています。

国がそこまで人数が必要ない(もっと違う分野や就職活動などにエネルギーを注いでほしい)と思えば、合格者は今後も低水準になってくると思います。

まあ、もっと長期的な視点で合格者数を決定してほしいとは思いますけど。

さて2016年の合格率(合格者数)を予想してみたいと思います

 

<上向く要因>

①これまでの傾向より、ドンと下げた翌年は、揺り戻していることから上昇させる。

②受験生のレベルを上げるため一旦は下げたが、長期的にみると7%前後の合格率。

③社労士会から国への要請(入会者の大幅な減少は、実は社労士会の運営にもかかわる)。

 

<今後も維持・微増の要因>

①今後、社労士の大幅な需要は見込めない上、すでに十分な登録者数がいる。

②弁護士・司法書士・税理士と同様の社会的地位を確保し、訴訟代理権を取得していきたい。

 

<2016年にチャレンジ!>

2015.11.16.1

今後も低合格率で推移し、司法書士のような難関資格に移行していきたい思惑はあるかもしれません。

が、恐らく2016年は、合格率(合格者数)は、2015年より上昇するでしょう

予想では、平成6年に(当時最低)記録した6.8%と平成25年に(当時最低)記録した5.4%の間位になるのでは?と思っています。

そして合格人数は、受験者数を2015年より5,000人減少の35,000人、合格率を6.5%と仮定して、2,275人と、今年の倍増を予想しています。

そう予測した理由は、批判を受ける側の心理を考えたからです。それだけ今回の2.6%の合格率は、プレッシャーになっているだろうと思っています。

なお今の試験制度(民法も無くオールマークシート)は、いずれ変わります。

今回の2.6%ショックはありますが、気持ちを奮い立たせ、2016年試験をチャレンジするのもありだと思います。

【試験】2.6%ショックから再受験すべきか考察

2015.11.6

本年の社労士試験の厳しい結果発表が終わり、来年受験しようか迷っている方もいらっしゃるかと思います。
そこで、来年受験すべきかどうか、独断と偏見で分析をしてみました。

 

<合格率・合格者の観点から>
今年は大変厳しい結果であった社労士試験。
しかしこの試験は、定期的に、受験生の「在庫セール」をします。
過去の例から推察しますと、来年は今年よりも「合格率」「合格者」とも増やしてくることが考えられます。
そういう点では、「受験をしたほうがいい」ということになります。
ただし、長期的には合格者数を絞ってきていますので、合格者の大幅増加は期待できません。
また来年は、再受験組が多くいらっしゃるでしょうから、数字以上に厳しい戦いになると思います。
そういうわけで、あと1年それなりに頑張り続けられる方でしたら、再受験の価値はあると思います。

 

<今年の成績の観点から>
今年(2015年)、択一で40点以上取られた方は、もう手の届くところまで来ていますので、あともうひと踏ん張りで合格まで近づけます。
・・・と言うと、安心してしまいがちですので、1つ。。。
この試験は、1科目でも苦手科目を作ると落ちてしまう厳しい試験です。
来年また1科目で、悔しい思いをすることになりかねません。
再受験組は、徹底的に苦手科目をつぶして、安定的にどの科目も点数をたたき出せるように準備しておく必要があります。
ちなみに私も1点足りず再再受験しました。社労士試験ではよくある話です。
なお今年択一で、40点を切られて方は、もう一度初めからやり直すくらいの気持ちで臨まないと、かなり厳しいかと思います。

 

 

<資格の価値という観点から>
この試験を再受験する価値が、どこまであるかという観点から。
もし妻子がいらっしゃって、脱サラして独立開業・・・とお考えの方でしたら、オススメはできません(特に40点未満だった方)。
それは
妻子に貴重な思い出を残す機会を無くしてまで合格をしても、その後も勉強を続けたり営業活動をしたりで、やっぱり妻子に貴重な思い出を残す機会を喪失してしまう可能性が大きいからです。
今の社労士試験は、学者を目指すような試験で、残念ながら実務的なところはほとんど学びません。
この実務能力の習得が、かなりの時間を要します。
例えば年金なんて、1/15位しか学んでないんじゃないでしょうか?
労働関係なら1/10位でしょうか。
もちろん営業活動やパソコンのスキルなども必要です。

とにかくまだまだ勉強や経験などが必要ですので、妻子がいらっしゃる方は、よくよく考えられた方がよいと思います。

 

 

<結論>
来年の合格率・合格者の予測を考えると、
①あと少しで合格で
②家族にあまり負担を掛けなくて済む(又は独身)の方
でしたら、再受験はアリだと思います!

このブログが、再受験をするか迷われている方の参考になれば幸いです。

【試験】社労士試験合格率2.6%のショック!

2015.11.6
平成27年社会保険労務士試験の合格者が発表されました。

なんと、社労士試験史上、最低の2.6%をたたき出しました!(免除者を除くと1000人を切る合格者です)

ちょっと前まで、9%位の合格率だったんですがね。

2000年頃でしょうか、規制緩和で合格者を沢山輩出し、あとは市場で競争させるのが、法の支配をすみずみまで行き渡らせるためにもいい、という風潮がありました。

それで、弁護士(社労士も)の合格者を増やす方向だったと記憶しています。

しかし最近は、バンバン合格者を出して、市場経済に任せるような風潮ではなくなってきました。

当初想定していたロースクールの構想は、完全に破たんしてますしね。

今回の合格率2.6%と同様、注目したいのが、社労士の合格者を右肩下がりで減らしてきている、という点です。

社労士会も業務拡大に向け(ADRや簡易裁判所、成年後見・・・)色々動いてはいますが、さすがにそこまで需要拡大は望めません。

合格者4000人という時代はこれで終了させたと思います。

今年合格された方、本当におめでどうございました!!

1年間の異業種交流会(BNI)終了

2015 bni

2014年9月に、知り合いからのお誘いを受け、加入しました異業種交流会(BNI)。

BNIとは、簡単にいえば、毎週1回早朝(AM6:30頃から)に異業種が集まって仕事を出し合う交流会です。通常の異業種交流会と異なり、かなり厳格な出席率やノルマのようなものが求められます。会費もそこそこかかります。

本日8/26、当初予定通り、1年経過した今日の参加をもって、期間満了(退会)することにしました。

 

<1年間の成果>
年会費を納めたからには、できるだけ頑張ろうと思い、無遅刻無欠勤で出席し、様々な活動にも積極的に参加しました。
色んな方々と知り合い、たくさん学び、たくさん刺激を受け、少しですが思い出のようなものも出来ました。
頑張った自分自身を褒め、出会った方々には感謝申し上げたいと思います。

そして、1年でスパッと終了を決めたことは、自分を再び見つめ直すとてもいい機会になり、よい選択をしたと思っております。

 

明日からは、新たな生活を歩んでいきたいと思います