政府のIT総合戦略本部の会合が開かれ、安倍総理大臣は、「共通番号制度」、いわゆる「マイナンバー制度」に関連して2020年をめどに「個人番号カード」に健康保険証なども一元化し、カード1枚で身近なサービスを受けられるようにすることを目指す考えを示しました。
この中で、安倍総理大臣は、社会保障や税の情報を一元化するため、国民1人1人に個人番号を割りふる共通番号制度、いわゆるマイナンバー制度について、「2016年にスタートするこの制度を活用し、国民にITの利便を実感してもらうことが必要だ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「個人番号カードに健康保険証なども一元化し、カード1枚で身近なサービスを受けられるようにする『ワンカード化』を2020年をめどに実現するため、具体化に向けた作業を加速してほしい」と指示しました。
また、3日の会合では、インターネット上などに蓄積されたビッグデータと呼ばれる膨大な電子情報について、よりビジネスで活用しやすい環境を整備するため、匿名性の高いデータは本人の同意がなくても第三者に提供できるよう法改正を進めることなどを盛り込んだIT戦略の改定案をまとめました。※2014/6/3 NHKニュース
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<マイナンバーとは>
マイナンバーとは、2016年1月に運用がスタートする、社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度です。2015年10月に12ケタの個人番号の通知が始まります。
年金や介護といった社会保障給付と納税に関する情報を一元的に把握できるよう、全国民に番号を割り当てます。
政府は5月30日、マイナンバー制度のPR活動にウサギのキャラクターを使うと発表しました!
<情報漏えいのリスクはあるものの・・・>
社労士業をしていますと、いつもあれやこれやと添付書類を本人さんに求めます。
また、雇用保険番号、基礎年金番号、健康保険番号といったように、個人にいろいろ番号が割り振られています。会社にもいろいろ番号が割り振られています。
この番号の確認作業や書類を集める手間、保管する手間などを考えると、社会全体ではかなりエネルギーを削いでいるような気がします。
情報漏えいのリスクはありますが、やっぱりスマホが非常に便利なように、一元化するメリットは大きいと思います。