18日

AIJ元社長に懲役15年=「大胆かつ厚顔無恥」

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<判決が出ました>
AIJ投資顧問の年金資産詐欺事件で、詐欺と金融商品取引法違反(契約の偽計)罪に問われた元社長浅川和彦(61)、元役員高橋成子(54)、傘下のアイティーエム証券元社長西村秀昭(58)各被告の判決が18日、東京地裁であった。安東章裁判長は「大胆かつ厚顔無恥な犯行」と述べ、浅川被告に求刑通り懲役15年、高橋、西村

両被告に懲役7年(いずれも求刑懲役8年)を言い渡した。

 また、3人から、求刑通りAIJ子会社の香港の銀行口座にある約5億6800万円を没収し、約156億円を追徴(求刑約212億円の追徴)するよう述べた。浅川、西村両被告の弁護人は即日控訴した。

 安東裁判長は「250億円しかないのに2000億円の純資産があると装った。欺罔(ぎもう)の程度は甚だしい」と述べ、詐欺罪の成立を認定。「安定的な運用を求める年金基金に巧みに取り入り、非常に悪質だ」と非難した。

 その上で、浅川被告について「基金の犠牲の下に、AIJの延命を図ったとの評価を免れない。真摯(しんし)な反省の情を見て取るのは困難」と指摘。高橋、西村両被告にもそれぞれ「犯行に重要な役割を果たした」「長期間にわたり不正の疑いを抱きながらも犯行に関与し続けた」と述べた。※2013/12/18 時事通信社

→保釈中の3人は拘置所に収容される。浅川、西村両被告側は即日控訴した

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<厚生年金基金の解散を促す契機となった事件>

この事件を機に、厚生年金基金の多くが財政難に苦しんでいる実態が改めて浮き彫りになりました。

 厚生労働省によりますと、昨年6月~今年10月に全国約560基金のうち9基金が解散し、95基金が解散を決めました。政府は年金基金改革に着手し、加入者減少や運用失敗で財政難に陥った基金に5年以内の解散を促す法律が来年2014年4月に施行されます。

 

<裁判官もはらわた煮えくり返っていたかも・・・>

●求刑通り最高刑の15年

●大胆かつ厚顔無恥

●非常に悪質だ

●真摯(しんし)な反省の情を見て取るのは困難

●銀行口座にある約5億6800万円を没収

被告の弁護士、完敗です。。。 文面から見ると、裁判官も「こりゃ相当のワルだ」とお感じになられたようです

まだ裁判は続くようですので、推移を見守りたいと思います。