20日

「障がい」という表記の無言のプレッシャー

syougai最近「しょうがいしゃ」を表す表記として、これまでの「障害」や「 障碍」と違って、「 障がい」という文字を見かけるようになりました。 民間企業の求人広告はもちろん、役所のホームページもかなり「障がい」になってきております。(※自分の住んでいる名古屋市は「障害」ですが、「障がい」プレッシャーに押されてきているでしょう)

昔の年金制度を調べると「 障碍」という表記が見られますが、私が社労士受験をした平成13年頃は、「障害」のみで「障がい」表記はいろんな場所でも記憶がありません。ここ数年に出てきた話のような気がします

 

<「がい」を使わなきゃという無言のプレッシャー>

最初「障がい」と使い始めた人たちは、「害」というイメージが悪いので、そんなに深刻に考えることなく「がい」と使い始めたのではないかと思います。 しかしやがて、色々な場面で「障がい」を使いだし、そのうち「害」という表記を使っているのは、「障害者の気持ちを汲んでいない、配慮が足りない」というイメージが浸透し出して(あるいは誰かクレームをして)きたため、法律上は「害」であっても、役所までも「がい」と使い出したのだと思います。

 

<何とかしたほうがいい>

 

仮に「障がい者」に統一したとしても、やっぱり「何で真ん中に平仮名が入ってくるの?」という、日本語としての違和感が残ります。 

 

「障がい者」という日本語表記の違和感から、「配慮しろ、特別扱いしろ」という、何とも嫌な印象が文字から伝わってきます。


このまま「障がい」という表記を続けたままですと、役所や公式文書の表記に迷いが生じ、人々の心に悪いイメージも植えつけられるので、何とかしたほうがいいと思います。 障害年金の勉強をしていて、ふと思いブログにしました