06日

超かんたん社会保障制度改革国民会議の最終報告書

政府の社会保障制度改革国民会議(会長・清家篤慶応義塾長)は5日、高齢者に手厚いとされる社会保障を「全世代型」に改め、所得の高い人には年齢を問わず負担を求めていくことを明記した報告書を正式に決定した。6日に安倍晋三首相へ提出する。毎日新聞8月5日(月)21時5分配信

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 この手の話は、どうしてもかたくるしい話になりがち。くだけすぎかもしれないけれど、少しでも内容に興味を持っていただくためにあえて超口語体で意訳してみました。これなら、少しはわかりやすくなったかな?

<ごめんなさ~い(-人-) 日本国のお財布が大ピンチなんです!>

ちょっとちょっと・・・この図を見てください! syakaihosyou1日本の社会保障費は、毎年ドンドン増えていっているんです。皆さん長生きするようになって、それ自体はいいことなんですが、代わりに「年金」や「医療費」が膨らんでいっているんですよ。 

で、問題は、皆様からいだだく保険料(図の水色)は、少子化だし、デフレなどで経済成長せず横ばい。。。なので、そのぶん税金や借金の投入(図のピンク)が膨らんじゃっています(゚д゚)!

今さらっと、「税金や借金の投入」って言いましたけど、税収のほうは伸びていないので、どうしているかといいますと、大きな声では言えないですが(小さな声では聞こえないので普通に話しますが)、子や孫への借金でやりくりしているんです( ̄▽ ̄)。

かわいい子や孫に負担を押し付けるのは、かわいそうと思いませんか? えっ!「わしも頑張ってきたのでこれ位の給付は当然。子が親の面倒を見るのは当たり前」ですって? 

いや~それがですね。。。これまた大きな声では言えないですが(でも大事なことなので普通に話しますが)、今の若い世代とお年寄りの方とでは、給付と負担にむちゃくちゃ格差があるんですよ!これ、世代間格差といいます。 若い人は①借金は背負わされるわ ②昔より保険料も高いわ ③でも(年金など)給付は抑制されるわ でトリプルパンチを食らいます。 それはそれは国によっては暴動が起こってもおかしくないくらい(‘Д’)。そうでなくてもお年寄りを恨んでしまいそうです。。。

<「全世代型」の社会保障への転換と世代ごとの格差是正を目指す>

なので、今後はこれまで高齢者に偏りがちだったお金の配分を、「子育て支援」や「雇用確保」のほうに回すようにしていくべきだと考えています。正直なところ、もっと早くやるべきだったと思います(ToT)。 そうやって全世代に社会保障の恩恵を受けられるようにしたいなあと思っています。

それから申し訳ないけれど(若い世代の方は、またまた年金の受給開始年齢を遅らせる予定もあるので)、お年寄りの方にも負担を求めていきたいと思います。 例えば、特例的に70歳~74歳の医療費自己負担を1割に据え置いていたけれど、本来の2割に戻すだとか、介護サービスの利用料を増やしたり、所得の高い年金受給者は年金額を減らすなどもやっていきたいと思っています。現役世代の方でも、高額所得者の場合は、健康保険料負担の増額をお願いしたいと思っております。

<負担ばかり求めてホントすみません<m(__)m>>

少子高齢化で大変になることくらいは、もうず~と前から言われ続けていたことですし、もっと早く改革するべきでした(>_<)。 でも、こんな状態になってわかったんです。逃げてばかりいないで、勇気を出して、話さなくちゃならない時もあるんだということを。。。負担が増え大変になることが予測されますが、提言どおり改革を実行し、日本を立て直して良くしてもらえればと思います。(あべっちへ(・_・))。