09日

「国の借金」1024兆円(過去最高)になってしまったが・・・

2014.5.9

ここをクリックすると財務省の動画サイトに移動します)
財務省は9日、2013年度末の「国の借金」が前年度末より33兆円増えて1024兆9568億円となったと発表した。高齢化に伴う医療や年金といった社会保障費の伸びなどを背景に、借金は過去最大を更新。今年4月1日時点の人口推計(1億2714万人)で割ると、国民1人当たり約806万円を背負う計算となる。
 国の借金は、国債や借入金、さらに円売り介入を行う際の資金調達手段である政府短期証券の残高の合計額。13年6月末に初めて1000兆円を突破した。財政健全化が進まず、「大変厳しい状況になっている」(麻生太郎財務相)ことが改めて裏付けられた。※2014/5/9 時事通信

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<1人当たり806万円借金?>
記事では1人当たり806万円借金をしているような気分になるけれども、私たちが借金しているのではなく、国(政府)が主に日本国民に対し借金(国民は債権者)をしております。
だから最悪日本政府が、お金をじゃぶじゃぶ刷ってインフレにしてしまえば、お金の価値は下がり経済は混乱しますが、額面上は返済しようと思えばできるでしょう。

 

<政治家や官僚の方々へ>
とはいうものの、お金をじゃぶじゃぶと刷るわけにはいかない。どんどんツケは将来へ行きます。やっぱり財政をもっと健全化していく必要があります。方法は歳出を抑え、歳入を増やすんですけれど・・・
今問題になっているのは、高齢者への社会保障費がどんどん膨らんで借金が増えているという点。
そんな状況でも、若者や現役世代より高齢者を大切にする政策をいろいろ(「医療費を1割負担のまま据え置き」「年金額の引下げを据え置く特例水準」など)施してきました。
でも社会保険を扱う社労士なら現場で感じるとは思いますが(全員ではないものの)・・・

全然高齢者の方々に感謝されていないんですわ\(-o-)/

こんな悲しい事ありますか(どこかの国への支援と同じ状況)? 
今の現役世代に比べ、掛けた社会保険料も少なく、給付が多くてもです。

「公務員が無駄遣いをしたから」「また年金減った(←ホントは多すぎた)」「オレ達より上の世代はもっともらっていた」とかいって不満だらけです(まあそれが人間なのかもしれんけど・・・)。

正直、第2次ベビーブーム世代が中年世代になってしまって、もう手遅れなところもありますが、それでも起業支援・法人税を諸外国並み・育児介護支援・職業訓練など、現役世代が、もっとも~と活動できる環境を作り、歳入を増やす政策をしてほしいと思います。