07日

思わず膝を叩いてしまった「あぶれ手当」

2014.5.7
日雇労働求職者給付金(あぶれ手当)の受給手続きに必要な書類を詐取したとして逮捕、起訴された詐欺グループが、あいりん地区(大阪市西成区)の労働者ら延べ約500人を協力者に、昨年10月ごろまでの3年半に国から手当名目で約1億1500万円をだまし取ったとみられることが奈良県警への取材で分かった。日雇い労働者は働いた日数に応じて手当の受給が可能。グループは偽の求人票でスカウトした労働者から手数料を徴収する一方、ダミー業者で働いたように装ってあぶれ手当を受給できるようにしていたという。
だまし取ったとみられる総額は、共に1億円を超えた2009、11年度の年間不正受給額に匹敵する可能性がある。県警は、グループと労働者らが結託してあぶれ手当を詐取した疑いもあるとみて捜査している。
起訴状によると、森川被告らは10年5月〜13年10月、実在しない建設業者の名前で、大和高田(奈良県)と宇治(京都府)の公共職業安定所(ハローワーク)から、労働したことを証明するのに必要な雇用保険印紙の購入通帳7冊をだまし取ったなどとされる。
県警によると、グループは労働者支援施設「あいりん総合センター」前に偽の求人票のプラカードを掲げた車を止め、接触してきた労働者に協力を持ちかけていた。了承した労働者からは2万〜3万円の手数料と日雇労働被保険者手帳(白手帳)を預かり、実際には働いていないのに雇用保険印紙を手帳に貼り、割り印して返却。この印紙は詐取した通帳を用いて購入していた。
協力者のスカウト役は主に宮口被告が務め、手数料から1万円程度を中抜きして森川被告らに渡していたという。
一方、労働者は白手帳を各地の職安に提出し、月額最大9万7500円の手当を受け取っていたとみられる。県警によると、協力した労働者の所在はほとんどつかめず、実人数も不明という。※2014/5/6 毎日新聞
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誰が言い出したんだろうか「あぶれ手当」。ネーミングに思わず膝を叩いてしまいました。



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