11月

【情報】子供の虫歯激減、歯科医は激増。社労士は?

2015.11.30
 かつて9割超の子供にあった虫歯が激減している。この20年余で1人当たりの本数は4分の1になった。
就寝前の歯磨き習慣や、フッ素を使ったうがいなどの予防策の浸透が背景にあるとみられる。
一方で歯科医の数が増え続け、需要と供給のギャップは増すばかりだ。業界の将来をにらみ、
国は高齢者を重視した診療報酬のあり方や、歯学部の入学定員について方向性を示そうと検討を始めている。

 子供の虫歯は大幅に減っている。文部科学省の調査によると、12歳児の1人平均の虫歯本数は、
1989年の4.30本から、2013年には1.05本に減少した。虫歯のある子供の割合も
90%超から半分以下の40%台になった。歯磨き粉の市場規模も拡大傾向で、
大手メーカー「ライオン」の広報担当者は「昔と違い比較的価格の高い商品が売れ筋。虫歯対策だけでなく、
歯の美白や口臭予防など消費者のニーズは広がっている」と指摘する。

 一方、歯科医は増加の一途だ。歯科医不足が叫ばれ、国の方針で大学の歯学部を増やした結果、
60年代に3万人台だった歯科医は現在10万人余に。歯科診療所も13年には約6万8000カ所に達し、コンビニエンスストアの店舗数を超える。過当競争で年間約1400の診療所が廃業するなど環境は厳しい。

 「この歯医者がヤバい」の著書で知られる歯科医の斎藤正人さん(61)は「保険診療ではやっていけず、高額な自由診療の対象になるインプラントや矯正歯科に流れる傾向は強い」と指摘。
「歯科医の質は下がり、閑古鳥が鳴く診療所が珍しくない」という。

 国は、業界を取り巻くこうした現状を問題視。現在は診療所の受診患者の3人に1人を65歳以上が占めることから、高齢者に対する訪問医療の診療報酬アップや補助金などによる支援強化、 歯学部の入学定員や歯科医養成のあり方の見直しなどについて検討を始めている。
厚生労働省歯科保健課は「従来の歯科医療では先細りが目に見えている。 新たな歯科医のニーズを探し、多様な医療モデルを示したい」と話す。
※2015/11/30 毎日新聞

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社労士業も他人事ではないかもしれません。歯科医と同様、

新たな社労士のニーズを探し、多様な社労士モデル」が必要かもしれません。

  歯科医 社労士
登録人数 10万人余り 39,898人(2015/9/30時点)
需要減少要因 虫歯患者の減少 マイナンバー制度
合格者 減少傾向 減少傾向

【労働】2015 大企業 冬のボーナス過去最高予測

2015.11.28
経団連が発表した、2015年度の大手企業80社の今年の冬のボーナスの平均額が、前年比3.13%に増えて、91万697円で3年連続増加で過去最高を予測。

え~のう(^^)。

なおボーナスも将来の年金額に反映させるので、会社は「賞与支払届」の提出手続きが必要です。

【労働】10月の完全失業率 約20年ぶり低水準と非正規労働者

先月の全国の完全失業率は3.1%で、前の月に比べて0.3ポイント下がって改善し、およそ20年ぶりの低い水準となりました。
総務省によりますと、先月の就業者数は、6432万人で、前の年の同じ月に比べて42万人増えて、11か月連続で増加しました。
一方、完全失業者数は208万人で、前の年の同じ月に比べて25万人減って、65か月連続で減少しました。
季節による変動要因を除いた全国の完全失業率は3.1%となって、前の月に比べて0.3ポイント下がり、改善しました。
全国の完全失業率が3.1%になったのは、平成7年7月以来で、20年3か月ぶりの低い水準となりました。
これについて、総務省は、「有効求人倍率がこのところ高い水準で推移していることから、人手不足の状況が続き雇用に結びついているのではないか」としています。
また、パートや派遣社員、アルバイトなどの非正規労働者は、前の年の同じ月に比べて17万人増えて、1997万人でした。
※2015/11/27  NHKニュース
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<グラフで見る失業率と非正規労働者の割合>
リーマンショック以降、近年は、失業率の低下が続いています。
また、非正規労働者の割合は、右肩上がりです
(現在約4割が非正規労働者です)。
20年前と失業率は同水準ではあっても、非正規労働者の割合に変化が出ていることには、気を付ける必要があります。
(※図をクリックすると拡大して見れます)

2015.11.27.2
2015.11.27.1

【社保】雇用保険、65歳以上も適用化と早期リタイア

roufufu
厚生労働省は11月25日、労働政策審議会(厚労相の諮問機関)の雇用保険部会を開き、雇用保険法の改正に向けた検討案の一部を提示した。
 高齢者の就労を促進するため雇用保険を65歳以上にも適用するほか、介護と仕事の両立を後押しするため介護休業を取得する人への給付金を増額する。
 安倍政権が掲げる「1億総活躍社会」の実現に向け、厚労省は来年の通常国会に同法改正案を提出する方針。
 現在64歳までとなっている雇用保険の適用年齢の上限は、高齢者の就労の阻害要因になっており、上限撤廃には保険料の一部を負担する企業側も理解を示している。65歳以上の高齢者を一定割合以上雇用する企業や、高齢者の健康管理制度を導入する企業への助成も検討する。

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<勤労の義務はあるが・・・>

実際のところ、雇用保険の加入は、それほど就労の阻害要因になっていないです。

むしろ、「在職老齢年金」によって年金の支給調整されることによる、就労の阻害のほうが大きいと思います。

働きたい方は何歳でも働けばよいと思います。

ただ、「1億総活躍社会」のような「お祭り」状態でなく、読書や趣味などして、静かに人生を過ごしたい方もいらっしゃると思います。

日本人は、いつまでも働けることが美徳のような風潮がありますが、一方で「早期リタイア」して後進に道を譲り、悠々自適に老後を過ごすという選択肢(方法論)も、もっとあって良いと思います。

【労働】ストレスチェック、自分も受けてみた!

2015.11.24
従業員50人以上の会社は、2015/12/1からストレスチェック体制を作ることが義務になりますが、本日11/24、ようやく、会社用のPCチェックシステム(ストレスチェック実施プログラム)が発表されました。

ストレスチェックをするためには、医師等の「実施者」だけでなく、手足となって動いてくれる「実施事務従事者」が必要です。

この実施事務従事者は、本人と実施者以外で、唯一、誰が高ストレス者か知ることのできる人で、配置転換などできる人事担当者は、実施事務従事者になることができません。

また、情報漏洩の心配や、PCを使っての集計もあるため、「口が堅く」「PC操作がそこそこ出来て」「長く勤務できそうな人」でないと、難しいかと思います。

 

さて、個人で密かにチェックしたい方は、厚労省の下記HPでのチェックができます!
http://kokoro.mhlw.go.jp/tool/worker/

 

※私も試してみましたが、超簡単で面白いですよ! 

【五輪】東京五輪エンブレム応募

2015.11.24

11/24から12/7まで、新たな大会エンブレムの応募受け付けが始まります(賞金100万円&開会式招待)。

というわけで私も、いつもやっている助成金申請みたく、「エンブレム申請」をしようと思います。

デザインは、今日パワポで作成しました。

発表は2016年春だそうです。

【年金】久しぶりの床屋と理美容業界の年金加入

8年ぶり位でしょうか?

今日は、美容院ではなく、床屋に行きました。

美容院と思って、たまたま入ったお店が床屋だったためです。

私は肌が弱いのか、店員がいつも通りの感覚で髭を剃ると、すぐスパッと切れてしまいます。

髭剃りされるのが、怖いんです(^^)

なので、次はまた美容院に戻ろうと思っています。

 

 

<理美容業界の社会保険加入>
最近は、理美容業界も、人手不足や社会情勢から、きちんと年金制度に加入している従業員さんは多くなりました。

しかし昔は、理美容業界といえば、厚生年金やら国民年金に加入されていない方が、非常に多かったです。

一時期、年金記録問題が多く発生しましたが、「理美容」「飲食」「大工」で勤務されていた方は、年金制度に加入していなかった方も多く、年金額が低額(又はもらえない)の状態です。

若い時代は、「将来生活保護を受ければいいから」と思っていても、生活保護は、資産やら親族など色々なことをさらけ出して、初めてもらえるので、案外大変です

年金制度に加入することは、労使とも大変負担の大きいものですが、助成金・補助金、免除制度などあらゆる手段を活用しながら、極力、未納期間が少ない年金記録にしていただきたいと思っています。

【漫画】パートにも労働条件通知書が必要?

正規社員と非正規社員との格差が問題となっています。

転勤が有る無い等の違いだけで、仕事内容があまり変わらなかったとしても、給与や待遇面で大きく格差をつけてもOKな理由は、裁判所(=判例)が、OKと言っているからです

雇用の調整弁」である非正規労働は、正社員より多少負担を軽減するだけで、大きく格差をつけられ、結構不利な立場に置かれています(裏を返せば、経営者は人件費削減のために、格差をつけて、非正規労働を活用するメリットは大いにあります)。

なお、最近は、判例が出された時代と違い、非正規労働者が全労働者の4割程度になりましたので、徐々に待遇面の改善が図られています。

 

 ①契約社員には、5年で無期労働契約の申込みが可能へ

②パート労働者には、正社員並みの労働の場合は公正な待遇へ

③派遣労働者には、違法派遣の場合、労働契約申込みみなし制度を創設へ

 

非正規労働者は、正社員よりも待遇面で劣る労働条件でもOKではありますが、この感覚でいると、つい陥ってしまう落とし穴があります。

今回は、事業主さんが陥りやすい、雇い入れ時の手続きについて、漫画で解説していきたいと思います。
2015.11.22.1

【日常】歯の神経を抜きました(>_<)

2015.11.19
歯医者にはよく通うのですが、左奥歯に虫歯が(こっそり)作られていたらしく、麻酔3本打って、歯の神経を抜き、治療をしました。

今後8週にわたり治療です。

「芸能人は歯が命」ではなく、「一般人も歯が命」です!

※国保で3割負担でした。

【受験】2016社労士その2 不合格原因

goukakutaikenki2015年の社労士試験はタイヘン厳しいものでした(2.6%)。

ここで、来年合格を目指している方は「選択の労災は運が悪かった」「合格率低いからしゃーないか・・・」で済ませてはいけないです

落ちたらまた1年先になりますからね。

私も複数回落ち、1年は長~く感じました。

次は絶対合格です!

試験の直前で敗因分析をするのは、精神衛生上良くないです。でも合格発表が終わったばかりの今は、冷静に自己分析をして、次に備えてもいいかなと思います。

 

<選択式の場合>

選択式は、確かに択一式に比べると、運の要素が出てしまう可能性はあります。

記述式時代に比べたらまだましですが、それでも怖いです。

私は1冊の社労士受験本を愛読書にして、繰り返し読み、文字を頭に焼き付ける感じで勉強しました。

また、見たこと無いフレーズが出ても、一応問題作成者は「勉強してれば答えれるだろう」という意図で作問していますので、過去問で間違えた場合、知識不足なのか周辺知識からの類推が足りなかったのか、分析しておきたいところです

 

<択一式の場合>

今回、合計45点に届かなかった方は、単純に「過去問等の問題練習量が足りなかった」ということです。

択一式問題は、繰り返し解けば解くほど、ほぼ右肩上がりに点数が上昇します。

また、つい模擬試験や予想問題に手を出しがちですが、まずは過去問を繰り返し繰り返し(大事ですからもう一度いいます、繰り返し)解くことが大切です。

そうすることで、知識・自信・スピードがついてきます。何回も解くのってタイヘンですけどね。