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【障害年金】 初診日と受診状況等証明書の記入例


 

 
掲載日2019/6/15

 

年金・助成金情報を提供しておりますドリナビ社労士事務所です。

さて今回は、障害年金請求に最も重要と思われる「初診日の証明(=受診状況等証明書)」について、ご紹介したいと思います。

まずは障害年金請求について、今一度おさらいをしてみましょう。

【障害年金請求(しょうがいねんきんせいきゅう)】
障害年金とは、20歳以降に心や身体に障害を抱えている方への生活保障のため、障害の状態に応じて1級~3級の年金を支給する制度です。さてここで想像してみてください。。。障害年金を支給するかどうかを判断するために、年金機構は何の情報を求めていると思いますか? 実は私も年金事務所窓口で働いていたので、ブログをご覧の方には、そっとお伝えしますね。それは・・・・・

【日本年金機構が聴きたがっていること】
① 民間の自動車保険や火災保険と同様、これも”保険制度”であるので、そもそも保険料をきちんと納付していたのかな?
(初診日時点の納付要件の確認)。

② 障害厚生年金と障害基礎年金と2種類あるけれども、どちらで支給しないといけないのかな?
(初診日の加入制度で決まる)。

③ 現在の障害の状態はどの位なのかな?
(診断書で1~3級のどれか決める)。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]「私、障害を抱えて大変なんです!」と、ついつい③を主張しがちなんですが、障害年金請求は、①と②のチェックがとても重要なんです。[/word_balloon]

そして、上記①②③を確認するために、年金機構は「3つの書類を揃えなさい」としています。この3つの書類をきちんと添付することが、障害年金請求のキモとなるのです。

①と②の確認 ・・・・・「受診状況等証明書

③の確認・・・・・・・「診断書」「病歴就労状況等申立書

 

 

 

受診状況等証明書の落とし穴とは?

初診日を確定しないと、上記①と②が判断できません。
そのため、初診日を証明する「受診状況等証明書」は、とても重要な書類になるのです。

ところで医師に記入してもらう「受診状況等証明書」。。。これには気を付ける点がいくつもあります!
代表的なポイント2点を掲げておきますね。

【注意点①】
初診日ってどの日?
⇒「初めて治療目的で医師や歯科医師に受診した日
※例えば交通事故で病院に運ばれたときはその日です。でもこんな分かりやすいケースは少なく、実務では「いったいいつが初診日なの?」と迷うケースのほうが多いです。

<例>
★体調不良で病院Aへ行ったが誤診や不明。その後も調子が悪く、別の病院Bへ行って「統合失調症」や「癌」など病名が判明した場合、判明した病院でなく最初の病院Aが初診日となります。

★肩こりや腰痛で骨つぎへ行った。その後も調子が悪く、別の病院へ行って病名が判明した場合、「骨つぎ・整骨院・鍼灸院」では医師や歯科医師の受診ではないため初診日と認められず、別の病院Bが初診日。

★初診日の証明は原則「受診状況等証明書」の用紙ですが、初診日の病院から今も変わっていない場合は、現在の病院の診断書(年金用)に初診日記入欄がありますので、そこに日付を記入すれば大丈夫です。
[word_balloon id=”5″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]診断が確定した病院でなく、「なんとなくオカシイなと思って最初に行った病院が初診日なのね」[/word_balloon]
【注意点②】
初診日が古すぎた場合は?
⇒カルテの保管期限の5年以上を経過していても、倉庫などに眠っていないか病院でカルテを探してもらう。どうしても見あたらないときは、次に罹った病院で医師に「受診状況等証明書」を書いてもらいます。※次の病院で受診状況等証明書を書いてもらったからといって、最初の病院の初診日証明を免れたわけではありません。自己申告による証明(「受診状況等証明書が添付できない申立書」&参考資料」)の添付で初診日を証明することが必要なのです。

※だんだん悪化して障害等級に該当するような病気の場合は、障害年金を将来もらうときのために、今のうちから受診状況等証明書を作成しておき、保管しておくのも一つの手です。
[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]糖尿病の方は、長い年月をかけて人工透析(2級相当)を受ける可能性があるので、あらかじめ将来のために受診状況等証明書を取得しておくのもいいかもしれませんね。[/word_balloon]
<受診状況等証明書の記入例>

 

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]障害年金請求の第一関門は、「受診状況等証明書」の取得です!
取得が済み、内容を確認してから、次のステップである「診断書」や「病歴就労状況等申立書」の作成に取りかかりましょう。[/word_balloon]
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【年金】老後資金2,000万赤字と100年安心プラン


老後の生活不安を解消するには?(写真はイメージ)

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給付金専門社労士の「ドリナビ」です。

さて今回は、”老後資金の不安をどう解消すればいいか?” について、ご紹介したいと思います。

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”scream” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]「100年安心」って言ってたのに、今頃になって、「老後に2,000万円必要」ってどういうこと?![/word_balloon]

 

 

 

「年金だけで悠々生活」は無いと覚悟!

まず、この段階で思考停止をしますと、前に進みません。

年金暮らしをされている戦前生まれの方と同じイメージで老後は迎えることは、もうできません。

大事なのでもう一度いいます。。。

先輩のような「老後は年金で悠々生活」は終焉したのです

【先輩方と同じ老後を過ごせない2つの理由】
①みんな長生きすることになり、国は年金を長く支払う必要があり、金が足りない
②年金を支える若者が少なくなり、金が足りない

100年安心とは、①年金支給開始時期を遅らせたり、②年金額そのものを計画的に減らしたり(マクロ経済スライド)しながら、
『(金額が目減りしながらも)年金制度は100年後も存在しているから安心してね』という意味で、
『今の高齢者のような年金生活水準が、100年後も存在しているから安心してね』
という意味ではないようですね。

 

 

 

金融審議会がまとめた報告書のポイント
100年安心とかゆうて、のんびり構えておると今後えらい目に合うからな。
今から忠告しておくで。
年金しっかり掛けただけでは、悠々自適の生活はもう無理や。退職金も期待せんほうがエエで。
『資産運用』するだとか、『つみたてNISA』『iDeCo』するだとか、『健康に気~つけて長く働く』とか考えておけよ!(金融庁より

 

【老後資金2,000万円必要とは?】
年金だけでは老後資金が賄えず、95歳まで生きるには、夫婦で2,000万円の蓄えが必要という意味です。でも・・・
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]あくまでモデルケース。会社員としてたっぷり厚生年金を掛けていた場合は、生活切り詰めれば、1円も蓄え必要無いかも。。。
逆に国民年金ばかりの自営業者であれば、2,000万円以上必要かもしれません。
[/word_balloon]

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]若いうちから将来に備え、「資産運用やNISA,iDeco をしておきなさい。」というけれど、そもそも若い頃や子育中は、運用に回すお金が無いのではないかと思います。
なので、「健康で長く働く」が、まずは多くの方にとっての老後対策です。[/word_balloon]
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【給付】職業訓練で人生を変える(後編)

職業訓練に行くべきか否か?(写真はイメージ)

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給付金アドバイスをしております「ドリナビ」です。

前編の職業訓練関係の給付金制度に引き続き、今回は、職業訓練の後編としまして、「職業訓練に行くべきか否か?」について、ご紹介したいと思います。

ここから先は、私自身の実体験などに基づく感想です。

 

 

私が職業訓練に通うことになった背景

当時は就職氷河期であったため、生活のこともあり、とりあえず非正規の肉体労働や接客娯楽業の仕事をしていました。

給与は比較的良かったものの、だんだんと不安を感じていました

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”scream” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]せっかく社労士試験に受かったものの、パソコンや給与・経理事務の仕事がまるで分からない。[/word_balloon]

非正規現業の仕事をしている中、なんとか資格だけでもと思い、社会保険労務士の資格だけは取得しましたが、試験に合格しただけで、事務系のことは1ミリも分からない状態でした。

さらにこれは何年後かに気づいたのですが、実際は事務系のスキルだけでなく、正社員であれば当然経験しているだろう「打ち合わせ」「会議」といった経験も、非正規雇用では全く無かったのです(非正規現業の世界で生きてきた者としては全然違う文化を感じました)。

すがるような気持ちで事務系の職業訓練校の門を叩き、何とか入校できて本当に良かったと思っています。
あのとき入校できていなければ、事務系の仕事に就くことはあきらめていた可能性もありました。

 

 

 

年金記録で見えてきたもの

その後も一旦再就職など紆余曲折があった末、社会保険労務士として開業することになりました。

開業後は、主に年金に関わりを持つことになり、年金記録を何千人と見ることとなりました。

 

そこで感じたこと。。。

 

それは、1日の空白も無く次の転職先を探してから退職されている方は、その後も良好な職業生活を送られている方が多いかもなあ、と感じたことでした。

その後も長く勤務し続け、標準報酬月額(=給与)が高い方が多いのです。

やっぱり人生に対しての気合(本気度)が違うのでしょうか?
それとも失業給付という”甘い汁”は、転職を繰り返すクセが付いてしまうのでしょうか?

失業給付や職業訓練を、徹底的に活用する情報がある一方、そういった社会保障制度を利用しようとも思わず、切れ目無く次の転職をされる方もいらっしゃいます。
年金記録から推察すると、どちらがいいか正解はありません。

 

 

 

 

私は職業訓練に行けて良かった

私自身は、職業訓練校に通うことが出来て、心の底から良かったと思っています。
その理由は、

①全く知識のなかった事務系のスキルが身に付けたこと。
②リハビリ期間として良い思い出が作れたこと。

え~と、「①は分かるが、②の思い出って何だ?」と思われた方、、、いらっしゃるかと思います。

 

職業訓練はある意味、社会人になってからの「学生生活」であり「リハビリ期間」です。

私の社労士として開業するまでの職業生活は、楽しいときもありましたが、今でいう”パワハラ”を受けた経験は人よりは多かっただろうなとは感じております(昔はハンマーで殴られたり何時間も説教ってありました。深刻に考えず寝て忘れようとしました)。

結局私は人生の中で、半年間の職業訓練を2回行くことになりましたが、そのたびに「スキルアップ」や「心のリハビリ」となりました。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”freehand” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]いそいそと会社へ向かう人達とは逆方向に進み、職業訓練をしながら穏やかに過ごし、周りの景色をゆっくり眺めた期間は、私の人生の宝物となっています。[/word_balloon]

 

 

職業訓練に行くべきか否か?

いよいよ「まとめ」に入りたいと思います。

私のこれまでの経験による独断と偏見で、職業訓練について感想を述べたいと思います。

個人的には、失業給付も受けず職業訓練校にも通わず、1日の空白も無く転職するほうが、その後も活躍されたり、高い給与で過ごされている方が多い。
だから、失業給付受給や職業訓練校入校をいつもオススメしたいとは思わない。
しかし「人生をリセットしたい」という方には、私自身も経験して良かったので、”職業訓練” を選択肢の1つとしてアドバイスします。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]人生は1回限り。
ブログをご覧になられた方が、よい職業生活を送られるよう応援しております。[/word_balloon]
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【給付】 職業訓練で人生を変える(前篇)


職業訓練で人生を変える方法とは?(写真はイメージ)
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給付金情報を発信しております「ドリナビ」です。

さて今回は、”職業訓練”  について、実体験を交えながらご紹介したいと思います。

ちなみに私自身も、職業訓練校に通ったことがあります。

昨今、就職氷河期世代に対して「教育訓練から就職まで切れ目ない支援」が叫ばれておりますが、ひきこもりがちだったり、就職に不安を抱えている方が、このブログでほんの少しでも、元気が出れば幸いです。

前篇
職業訓練と給付金について
後編
職業訓練を受講すべき人とは?

 

私自身の10代から20代は、新聞配達や接客業、製造業など、いわゆる肉体労働ばかりしていました。

それはそれで楽しく、対人関係など色々勉強にもなったのですが、せっかく大学で法律の勉強をしていたので、いつかは「事務職」や「士業」をやりたかったのです。

しかし、それまで肉体労働系しかやってこなかったので、パソコンや給与制度の仕組み、事務系特有のマナーなどは、全然分かりませんでした。

当時は不況で、30歳を過ぎた男が、未経験の事務職に方向転換するのは難しいかに思えました。

 

 

 

私の人生を大きく変えて(救って)くれたもの。。。

それが ”職業訓練” でした。

 

【公共職業訓練(こうきょうしょくぎょうくんれん)】
就職をしたいが、スキルが足りない求職者に対して、国が生活費の支援をしながら職業に就くためのスキルを身に付けさせてくれる、なんともありがたい制度。
現在は、失業給付がもらえない方でも、多少お金を受取りながら身に付けることができる制度(求職者支援訓練)もあります。

 

昔は、失業給付が受け取れる人以外は、職業訓練中はお金をもらえなかったんですよ。
単に勉強代はタダみたいな。。。
生活が厳しいと、スキルアップする暇なく、すぐ再就職先を探さないといけません。
でも現在は、失業給付が受け取れないフリーターや自営業を畳んだ人にも、スキルアップしながらお金が受け取れる制度も追加されました。

 

 

私は職業訓練校で、パソコンや簿記を身に付け、事務系へと転職ができました。
(実際はまだスキルが足りないことを職場で痛感したんですけど・・・)
あと、今改めて振り返ってみても、自分の人生の中で、すご~くいい思い出となっています。

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]お金をもらいながら、仕事に役立つスキルを身に付ける。。。なんて素晴らしい制度なんだ。[/word_balloon]
職業訓練を受講したい場合は、ハローワークで相談しましょう。

 

 

 

職業訓練を受講すべきか否か

今回は、失業したときに失業給付を受けるだけでなく、職業訓練まで受けてスキルアップする方法があることについてお伝えしました。

次回後編は、「職業訓練の受講すべき人」についてです。
得する知識や情報だけでなく、自身の体験談と何千人という方の年金記録を見てきた独自の視点で、こういう本質的な点についても触れてみたいと思います。

では後編で。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]若いころは、世の中に
「お金を受取りながら、仕事のスキルを身に付けさせてくれる制度」
があるなんて知りませんでした。[/word_balloon]

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【助成金】 就職氷河期世代を救えるか?



就職氷河期世代のラストチャンスは救えるか?(写真はイメージ)
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給付金情報を提供しております「ドリナビ」です。

今回は、”就職氷河期への助成金” について、ご紹介したいと思います。

まず就職氷河期とは、どの世代のことをいうのでしょうか?

【就職氷河期(しゅうしょくひょうがき)】
バブル崩壊後の就職難を経験した世代。
卒業時に正社員として就職できず、派遣社員やパート、フリーターで働いている割合が高い。
新卒時:「景気が悪く採用されず」
景気回復:「新卒でないので採用されず」
(当時、中途の風当たりは強かった)

令和時代:「経験が無いので採用されず」

私自身が、まさにこの時代だったので、よく覚えています。

 

「資格取得」が大流行してましたね。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]日テレで「ハケンの品格」(2007年)という、(別れがさみしくなるので)誰とも心開かず腕一本で生き抜くドラマがありました。
コメディタッチで面白かったのですが、自分自身のような気持ちで観てました。[/word_balloon]

 

 

就職氷河期世代を救う助成金

 

実はすでに2017年から、氷河期世代を救済する助成金はあったんですよね。

助成金の中でも、最も有名な「キャリアアップ助成金」の一部分にあったんですよ。

「長期不安定雇用者雇用開発コース」として2017年度から開始。氷河期世代を念頭に「過去10年間に5回以上離職や転職を繰り返している人」を正社員採用した企業に一年限りで最大50万円(中小企業は最大60万円)を支給している。

 しかし、17年度は約5億3千万円の予算で利用されたのは、27件、765万円にとどまった。18年度は10億7千万円に予算を倍増したにもかかわらず、12月末までで1億2千8百万円(453件)が使われただけだ。

 厚労省の担当者は「長期不安定雇用者」の名前のイメージが悪かったと説明。名称を19年度から「安定雇用実現コース」にし、条件も「正社員として雇用された期間が通算一年以下」などに変更。政府の予算案に9億8千7百万円を計上している。

 ただ、変更後も条件は厳しく、「一年限り50万~60万円」の助成で、正社員採用が進むか見通せない。【東京新聞3/19】

 

 

 

就職氷河期世代支援はラストチャンスです

 

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”8bit_2″ name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]「すみません、、、長期不安定雇用者というネーミングが悪かったです」[/word_balloon]
[word_balloon id=”5″ position=”L” size=”M” balloon=”8bit_2″ name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]「すみません、、、正社員採用が進むか見通せません」[/word_balloon]

公務員としては、冒険したネーミングを付けるには勇気がいる、という気持ちも分かるんですが、、、呑気なもんです。
このままですと就職氷河期世代の社会保障制度が大変なことになります。

今回は「教育訓練から就職までの切れ目ない支援」をするそうですが、メニューは立派でも、また予算の1割未満しか活用されないなんてことになります。
実際手続きをするであろう、社長(と社労士)に響いてないですもん。

 

【就職氷河期 正社員化コース】
35歳から45歳の方を正社員で雇ったら、会社に1人100万円差し上げます
このくらいシンプルなら、マスコミにも取り上げられ、響く気がします。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]本人だけでなく、その親や社会保障制度のためにも、
今度こそ、就職氷河期世代の方に支援が届くことを願っています。[/word_balloon]
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【助成金】 助成金・補助金活用のメリットは?



助成金・補助金のメリットはお金だけなのか?(写真はイメージ)

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給付金情報を提供しております「ドリナビ」です。

今回は、”助成金・補助金のメリット” について、ご紹介したいと思います。

まず、助成金と補助金の違いとは何でしょうか?

【助成金と補助金の違い】

助成金は厚労省管轄だけあって、「人」関係で支給し、
補助金は経産省管轄だけあって、「物」関係での支給が多いです。

※ちなみに助成金の場合は、補助金と違って、受け取ったお金の自由度が大きく、人件費はもちろん、運転資金や備品の購入、社員旅行等々にも活用できるのが嬉しいですね。

 

 

 

助成金・補助金のメリットとは?

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]もちろん、お金が支給されるということでしょ?[/word_balloon]

確かに、お金が支給されることが1番のメリットですが、もう一つ「裏のメリット」があります。

 

それは・・・

 

「事業に対して真剣に取り組むきっかけになる!」です。

 

どうしてお金以外のメリットがあるのかといいますと、

【助成金】
労働局に帳簿を提出することになるので、今まできちんと作ってこなかった、法定帳簿(出勤簿・賃金台帳・出勤簿・労働条件通知書・就業規則など)を改めて整備(>_<)。
【補助金】
採択されるには、事業計画書を真剣になって作成する必要があるので、自然と自分の事業を振り返ることとなる(゜o゜)。
例えば補助金は、3割くらいしか ”合格” しないケースもあるので、残念ながら採択されなかった場合であっても、
「いやぁ 自分の事業計画を すごく真剣に考える契機となってホント良かった!」というお声を聞きます。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]実は私自身も、漫画や動画を活用した事業をしようかと、「小規模事業者持続化補助金」という補助金申請を作成したことがありました。
マス目を埋めていく作業をしているうちに、だんだんとヤル気が湧いて来たり、問題点が見えたりしましたね。[/word_balloon]

 

また、初めて助成金を申請する際は、多くの場合、「自社の労働関係帳簿、ちゃんとしないといけないなあ。。。」と気付かされます。
たくさん作成が必要ですし、さらに1つ1つの帳簿も難しかったりします。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]初めて申請するときは、お金もさることながら、現在の事業がどうなのかの「気づき」 が意外にも大きいですよ![/word_balloon]

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【年金】 会社側の定年前後の対応は?

定年退職に備えて準備をすることとは?

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給付金情報を提供しております「ドリナビ」です。

今回は、”定年退職が近い従業員への対応” について、ご紹介したいと思います。

定年が近づいた従業員さんに向けて、退職金や継続雇用などについて、話し合いの場を持たれることもあろうかと思います。

が、ここで切っても切れない話題が「社会保障制度(特に年金)」です。

【支給開始年齢(しきゅうかいしねんれい)】
本来年金は、65歳以降から支給されます。
しかし現在は65歳前からも支給される年金(特別支給の老齢厚生年金)があります。
支給開始年齢になりますと、誕生日の3ヶ月前くらいに、緑色の封筒で、手続を促すお知らせが届きます。
なお実際の年金手続は、誕生日の前日以降から可能となります。

 

 

 

定年前後のお悩みは多い

書店に行きますと、「定年前後の過ごし方」に関する書籍が何冊も並んでいます。

本当は、だれでも分かるような仕組みで、自分自身で就労や老後について考えることができるのが理想ですが、現実はそうなっていません。

本当に社会保障制度は難しいなあと感じております。

「会社から色々アドバイスをくれた」というのはあまり聞かず、ほんんどは自分で年金事務所を訪問して聞いたり、友人などから噂話を聴く程度です。

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]定年前後は、何に気を付けたらいいのだろうか?[/word_balloon]
[word_balloon id=”5″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]主人が退職したら、私たちの生活どうなるのかしら?[/word_balloon]

 

 

定年準備セミナー等で従業員満足度アップ

 

定年が近い従業員向けに、個別や合同で「定年準備アドバイス」行うと、従業員の方には大変喜ばれます。

意外とアドバイスをされている会社は少ないので、福利厚生としてオススメしたいですね。

定年が近い従業員さんへ、次の4つの質問について資料提供などで回答できるようにしておくといいです。
(※実は会社にとっても、「いつまで」「いくらで」雇用するかの材料にもなります)

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]いつから、どう請求すれば年金がもらえるの?[/word_balloon]

⇒原則は上図のとおりの、支給開始年齢から支給されます。

[word_balloon id=”5″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”](主人は)年金がいくら出るのかしら?[/word_balloon]

⇒年金額に関しては、(年金機構HPからダウンロードした)委任状があれば、総務の方でも調べられますが、一般的には、ご自身が年金事務所に出向いて調べます。誕生月に届く「ねんきん定期便」は正確な金額ではないので、年金事務所まで足を運びましょう。

 

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]年金もらいながら働く(=在職老齢年金)って、どうやったら一番ベスト?[/word_balloon]
⇒年金事務所で年金額を調べてもらう際に、自分が今後受け取る給与額もお伝えして、教えてもらいましょう。
なお在職老齢年金は、働いたらむしろ手取額が減るという仕組みではなく、「おもったほど手取り額が増えないなあ」という仕組みですので、働けるうちは働いたほうがよろしいかと思います。

 

[word_balloon id=”5″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]退職したらどんな手続が必要?[/word_balloon]
⇒「失業給付申請」
(まだ働くつもりがあり失業給付の申請をしたいとき)

⇒「国民健康保険」「健康保険任意継続被保険者」「配偶者の被扶養者になる」の3つから選択
(会社の健康保険から外れるので)

 

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]基本は従業員が年金事務所に出かけて対応します。ただし会社側の福利厚生サービスとして、お近くの年金に詳しい社会保険労務士にスポットで相談会など依頼されるのもオススメです。[/word_balloon]

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【給付】退職後に傷病手当金を受け取るには?


退職した後も傷病手当金を受け取る方法は? (写真はイメージ)

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給付金専門社労士の「ドリナビ」です。

今回は、”資格喪失後の傷病手当金”についてご紹介したいと思います。

まずそもそも、「傷病手当金」とはどのような制度なのでしょうか?

【傷病手当金(しょうびょうてあてきん)】
健康保険の給付の中の1つ。 病気をしたら健康保険証で3割負担で治療してもらえますよね。それ以外にも病気で会社を休んだ時には、4日目からお金が支給される制度があるのです。金額は1日あたり、今までもらっていたお給料のおおよそ3分の2です。
※待期期間の連続3日間は、有給や公休日もカウントします。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]傷病手当金は請求忘れが多い給付金です。
会社の総務などに積極的に手続をお願いしましょう。[/word_balloon]

 

 

 

会社を退職しても、傷病手当金を受け取るには?

 

たとえば、うつ病で傷病手当金を受け取りながら、会社を休職していたとしましょう。

そして残念ながら、完治する前に会社を退職することとなった場合でも、生活が困らないよう引き続き傷病手当金を支給される制度。。。それが退職後の傷病手当金の継続給付です。

大変ありがたい制度ですよね。

ただし、退職後でも引き続き受給するためには、いくつか条件があります。

【退職後に傷病手当金を受け続ける条件】
①すでに退職日の前日までに、連続して3日以上休業して待期期間が完成していること(退職日は休業しないといけないので、計4日は必要)。
退職日当日は休業していること(有給・公休日を含む)。
③退職日までに1年以上継続して被保険者であること。

上記②と③に、特に気を付ける必要があります。

②⇒退職日だからといって、頑張って仕事して出勤簿で「出勤扱い」と記録されたら、退職後の給付は受けられなくなります。
③⇒それまで傷病手当金を受け取っていても、退職後の給付に関しては、せめて「1年以上被保険者であってね」と条件を付けています。

 

 

知らないと大変なことに!

なぜ今回このテーマをブログにしたのかと申しますと、ほんの少し知識が有るか無いかで、天と地ほど生活環境が変わるからです。

よく「体の具合が悪いけど、会社に迷惑を掛けたくないから、退職後に病院へ行こう(>_<)」とかいって、我慢をされる方がいらっしゃいます。

 

しかし、もし仮に退職後に悪いものが見つかったとき、傷病手当金がもらえず、さらには1年6ヶ月経過後の障害厚生年金も受け取れない可能性があるのです!

わずか4、5日ほどの出来事が、時には何十年にも渡って影響を及ぼすことになります。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]たとえ仕事が忙しくても、上司・同僚のことが気がかりでも、退職前に病院で診察を受けておくよう、強くオススメいたします。[/word_balloon]

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【年金】障害年金申請の流れとは?




障害年金を受け取る方法とは?(写真はイメージ)

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給付金情報を提供しております「ドリナビ」です。

今回は、心身にご病気を抱えた方への給付金である ”障害年金” についてご紹介したいと思います。

 

まず、障害年金とはどのような制度なのでしょうか?

【障害年金(しょうがいねんきん)】
年金制度(老齢年金・遺族年金・障害年金)の中の1つ。ハンディキャップを抱えた方に直接、現金で生活をサポートする制度です。
現金給付以外のサポートを受ける場合は、障害年金請求ではなく、障害者手帳の申請を行います。

 

 

あなたも障害年金の該当者かも?

 

障害年金と聞くと、次のように認識されている方もいらっしゃるかと思いますが、実はあなたも障害年金を受けられるかもしれません。

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]うつ病では支給されないんじゃない?[/word_balloon]
[word_balloon id=”5″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]働いていたら、障害年金は難しいですよね。[/word_balloon]

【障害年金はこんな方にも受給可能】
●病気の種類によって、障害年金の受給が決まると思っている方もいらっしゃると思います。
実のところ、病気の種類はなんだっていいんです。
眼や耳、手足が不自由な場合だけでなく、うつ病や統合失調症、てんかん、癌、糖尿、難病、さらには過去のお酒の飲みすぎによる肝障害も。。。
それらにより「日常生活にどれだけ支障が出ているか?」で決まります。
それではざっくり、どの位の支障があるなら受給できるかといいますと、、、

1級 部屋から出るのが、なかなか難しいなあ。(寝たきりなど)
2級 付き添い等が無ければ、家から出るのがなかなか難しいなあ。
3級 フルタイムで仕事するのは、なかなか難しいなあ。

※ただし、納付要件不該当や故意で障害になったなどにより受給不可はあります。

●また、収入があったらもう絶対もらえないかといいますと、そうでもありません。「働いていても受給できる場合」はあります。
※ただし、特に内部障害(外から見えにくい うつ病など)は、働いていることが認定や等級に影響されやすいです。

障害年金請求⇒原則3つの添付書類を整える!

当事務所のHPでは障害年金請求について、動画も交えながら、極力分かりやすく解説してみました。
ご参考くださいませ。

障害年金請求は、原則、下記3つの添付書類を整えていく作業です。
用紙は年金事務所で取り寄せたり、ホームページからダウンロードすることとなります。
【添付書類①】
初診日の病院で、『受診状況等証明書』を書いてもらいます(費用は3,000円~5,000円ほど)。
【添付書類②】
初診日から1年6ヶ月間、様子見期間を経過すると「認定日」が到来します。
このとき、障害等級1~3級に該当しているか?を判断するわけです。
該当しておれば、『(3ヶ月以内の)診断書』を病院で書いてもらいます(費用は1万円~2万円ほど)。
【添付書類③】
上記①②は、すべて病院の先生に書いていただきますが、③『病歴・就労状況等申立書』は、自分やご家族が書くことになります。
※①②は「点」での証明、③はそれまでの経過である「線」での証明ですね。

 

障害年金請求をしようと思ったものの・・・

以上が障害年金請求のおおまかな流れです。
色々書籍等で調べたが、このブログで、「少し理解できた!」という方がいらっしゃれば作成したかいがあり幸いです。

ただし障害程度は人により様々であり、提出する時期により、添付書類も変わったりします。

よく聴くお悩みとしては次のようなものです。

【添付書類① 受診状況等証明書】
●そもそもどの時期の病院で取り寄せればよいか?
●長期経過によりカルテが保存されておらず、書類作成できない。
【添付書類② 診断書】
●病院で書いてもらった診断書内容で、本当に認定は大丈夫か?
●診断書用紙は1枚、それとも2枚必要?
【添付書類③ 病歴・就労状況等申立書】
●自分(家族)が記入する書類なので、上手に記入できるか不安。

障害年金請求は、残念ながら思ったほど簡単ではなく、調べてもなかなか分からないため、結局のところ、次の2つのうちどれかに落ち着くかと思います。

●方法①⇒ 年金事務所で一生懸命聴いて、また何回か足を運んで完成させる(無料)。
●方法②⇒ 障害年金請求に詳しい専門家(社労士)に依頼する(有料)。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]請求が遅れますと、受給額もその分少なくなる場合もあります。
障害年金の受給が可能かどうか、お近くの年金事務所や社労士にご相談されることをおすすめします。
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【年金】繰下請求は「得それとも損」?


繰下請求は、ほんとうにお得なのか?(写真はイメージ)

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給付金情報を提供しております「ドリナビ」です。

今回は、”年金を増やす” 方法としての繰下請求について、ご紹介ししたいと思います。

 

まず、繰下請求とはどのような制度でしょうか?

【繰下請求(くりさげせいきゅう)】
本来65歳から受け取る年金を、66歳~70歳に受け取るというもの。
遅く受け取る代わりに、年金額が増額して支給されます。
※なお60歳~64歳に支給される年金は、繰下請求ができません。

繰下請求は誤解が多いです

日頃年金相談を受けていますと、半分近くの方が次のような認識でしょうか?

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]銀行で預けるより利息がいいから、繰下請求だよね~![/word_balloon]

【誤解その①】
●繰下げた期間の年金は「捨てている」!
たとえば、70歳から年金をもらうとなると、年金額が142%になります。
おおっ!これなら銀行で預けるよりいいぞ、と思いがち。
ただし、その間の年金はもらえません。
「もらえません」ではなかなかピンとこないので、私は捨てている」と、言い方を変えて伝えたりしています。
捨てているので、まず取り返すのに81歳11ヶ月までかかるんです。
利息とは、全然意味合いが違います(下記の動画参照)。

自分は長生きするから、取り返せるよ!大丈夫!と思った方。。。
まだあるのです。

【誤解その②】
●加給年金や振替加算も「捨てている」。
配偶者がいる場合、自分の年金以外に「扶養手当的な年金」が付いている方がいます。
※加給年金・振替加算の説明は今回は省略。
この年金は「将来増額して戻ってくる」なんてことは無く、本当に捨ててしまうことになります。
ですので、先程70歳まで繰下げた場合、81歳と11ヶ月でトントンになるとお伝えしましたが、これらの年金がある場合は、取り返すのはもっと先です。

それでも、繰下請求をしたいと思った方。。。
最後にトドメとして次のこともお伝えしておきましょう。

【誤解その③】
●税金や住民税・保険料の負担が増える
せっかく年金額を増やしても、税金や住民税・国民健康保険料などが増える可能性が高いです。
そうしますと、81歳と11ヶ月でトントンにはならないです。

こうしてみますと、年金の繰下請求というのは、そこまで旨みがある制度ではないことがおわかりいただけるかと思います。

あえて繰下請求をオススメするとしましたら、女性(=長生きする)で、年金を使わずとも資産がある方でしょうか?

 

ちなみに繰下請求するつもりで、しばらく年金を受け取らなかった方が、上記のことを理解して、途中で「やっぱり繰下げせずに、65歳からもらいます」
ということは可能ですので、ご安心ください。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]「増える!」との報道が多い繰下請求ですが、現状は、思ったほど旨みのある制度ではないようです。[/word_balloon]

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