給付金(助成金)

起業前後に活用したい補助金・助成金

★上記自作YouTube動画もぜひご覧ください!
今回は、起業前後に活用したい補助金・助成金についてお話して参りたいと思います。

 

起業しよう!

と思った際に心配になるのは、

「お金」と

「経営ノウハウ(経理・労務など)」

 

です。

 

今回はそのうち、「お金」についておして参りたいとおもいます。

 

お金の調達方法は?
①自己資金
②融資(日本政策金融公庫・地方自治体の融資制度、銀行)

そのほかに国等から給付される

③補助金(経済産業省・地方自治)
④助成金(厚生労働省
といった方法で資金調達する方法があります。

 

 

 

起業向けの補助金・助成金

【補助金】

①地域創造的起業補助金
②小規模事業者持続化補助金
③IT導入補助金

なお補助金には、「採択率」というのがあり、どんなに良い事業内容でも、事業内容を上から順に並べて、一定以下は予算の関係もあり、採択されません。

 

 

【助成金】

①中途採用等支援助成金(生涯現役起業支援コース)
②キャリアアップ助成金
③特定求職者雇用開発助成金

 

 

補助金・助成金で資金調達する際の注意点

国から支給される給付金で、資金調達をお考えの方には、注意していただきたいことがあります。

それは、膨大な書類等を提出する必要があるということです。

(※しかも結構細かい。。。)

 

そのため、補助金・助成金が入金されることを前提で、事業計画を立ててしまうと、実際はかなり厳しい役所側の資料添付などにより、仮に「採択」や「計画届受理」されたとしても・・・

 

途中であきらめる!

 

ケースがあり、資金ショートの可能性があるのです。

 

 

 

それでも補助金・助成金をオススメするわけ

起業時は、なかなか自分の思い描くような事業展開は起こりません。

しかし、補助金や助成金申請のフォーマットを記入していく過程で、ぼんやりとしていた自分の事業がクリアになってくるのです。

 

当初は、お金を得ることを目的にしていたとしても、自然と「経営計画」が出来上がってくるというわけです。

 

できれば、補助金・助成金にチャレンジしていただきたいと思います。

 

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助成金ってなに?

★上記自作YouTube動画もぜひご覧ください!
今回は、「そもそも助成金ってなに?」についてお話して参りたいと思います。

 

助成金が支給されるケースとしましては、大きく2つございます。

【ケース①】
就職が困難と思われる「高齢者・障害者・母子家庭・就職氷河期世代の引きこもり」といった方々を雇用した場合。
【ケース②】
現在在籍されている社員の、待遇や職場環境を改善した場合。

またよく似た資金調達の方法として、補助金、融資がありますが、次のような違いがあります。
(こうしてみると、助成金はありがたい制度です・・・)

 

助成金 補助金 融資
お金の使い道 ○(自由) ×(補助目的に沿ったもの) △(多少融通がきく)
返済義務 ○(無し) ○(無し) ×あり
書類作成難易度 ×(かなり難しい) △(難しい) △(難しい)

 

 

 

助成金申請は激ムズ?

パンフレット等には、
「○○になったら××円」
結構簡単そうに記載されていますが、一度でも助成金申請をされた方なら分かると思いますが、実はかなり難しい申請手続です(しかも年々難化)。

 

申請書類作成そのものが難しいというよりは、

 

添付する帳簿類が正しいかキッチリ調査(賃金台帳、出勤簿、就業規則、申立書の「間違い探し」を受けます)して、問題が無い状態にするのが難しいのです。

※なお、間違い探しついでに、令和元年は、急な用紙の変更がたびたび行われました。

 

お金だけを目的にしますと、帳簿や労務管理を整備する手間に、気持ち的に大変さを感じますので、

助成金を活用して、「今まで放置していた帳簿・労務管理を改善する」位の気持ちで臨まれる方が楽かと思います。

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労働条件通知書を、交付してますか?受け取ってますか?

[youtube]https://youtu.be/XoLoHeZ6f5U[/youtube]

★上記自作YouTube動画もぜひご覧ください!
今回は、「労働条件通知書」のキホンについて、お話していきたいと思います。

 

現在働いている方は、入社時や契約更新時に、労働条件通知書を受け取っていらっしゃいますでしょうか?

 

逆に、会社を経営されている方は、採用時に必ず、労働条件通知書を本人に交付されていますでしょうか?

 

採用時に「労働条件通知書」の交付は、法律で義務付けられております。

 

 

労働条件の記載内容は?

 

 

労働条件通知書は、具体的にはこんな書類です

 

こちらから、色々な労働関係の書類がダウンロードできます。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudoujouken01/

 

会社の労働条件通知書を見せていただくと、時折ビックリすることがあります。

それは、

「自分で作ったんだが、給与額しか載っていない」

「どこかからダウンロードした雇用契約書だと思うが、実態と合ってない」

など。。。。。

絶対に記載しなければならない内容は、労働基準法施行規則5条に載っているのですが、

厚生労働省や都道府県の労働局のホームページから、サンプルをダウンロードして加工したほうが楽です!

 

 

ちなみに私自身が、普段お客様に対して使用しているものは、「労働条件通知書 兼 雇用契約書」といって、

・「労働条件通知書」・・・・・単に一方的に従業員に交付

・「労働条件通知書 兼 雇用契約書」・・・本人のサイン入り

 

というオリジナルの書類で、のちほど従業員側から「受け取っていない」とクレームがこないようにしたり、助成金申請にも活用するためにも、このようなサイン入り書類を使用しております。

 

 

 

 

ところでこの雇用契約というものは、
「俺んところで働くか?」
「はい!」

といった感じで、書面でなくても口頭でも成立します。

 

ところがこれでは、労働者側がどういった契約で働かされているのか不安ですよね。

そのため、たとえ口頭で雇用契約が成立していても、労働基準法第15条1項で、労働条件の明示が義務付けられております。

第十五条
使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。

ちなみにこれまでは、書面での交付義務でしたが、SNSの発達や経営側の要望もあり、労働者側が希望した場合は「電子媒体」による交付がOKとなりました。
※希望していないのに、「ウチの会社は書面でなく電子媒体ね」はダメですよ。

 

 

 

言い忘れましたが、労働条件通知書は、正社員だけでなくパートやアルバイトも交付義務があります。
「あんたパートでしょ?」はだめです。

 

【私自身の思い出】
私の若い頃は、たくさんアルバイトをしていましたが、労働条件通知書を受け取ったケースは半分も無かったと思います。
当時はネットもSNSも無い時代でしたから、そういった基本的な情報も一般には知られていなかったように思います。

 

 

 

 

 

労働条件通知書を交付しないペナルティ

労働条件通知書を交付しない場合は、労働基準法120条により30万円の罰金となります。
(労基法の罰則の中では軽い方)

でも、「罰則があるから労働条件通知書を交付しよう」といった後ろ向きな考えではなく、今の時代悪い情報はすぐ広がりますので、社長、きちんと交付しましょうね。

 

というか、やっぱり交付しないと、

労働トラブルの芽が満載!!!

助成金ももらえない!!!

です(^^)。

 

 

社長の中には、
「変に入れ知恵させたくない」とか、
「約束守る自信が無いので、渡せない」

とかおっしゃる方がいらっしゃいますが・・・・・

 

ネット花盛りのこのご時世、隠しても無理です!

 

従業員が言わないだけで、採用時に働く条件の書面が無いのはおかしい、とおもっていますよ。

労使とも気持ちよく働くために、採用時・更新時には「労働条件通知書」を必ず、会社は交付してあげてくださいね。

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【助成金】 時間とお金を返せ~!とならないために

給付金カウンセラーのドリナビ事務所です。

今回は、「安易に助成金に手を出すと、えらい目に遭いますよ」というお話です。

 

助成金という甘~い誘い

会社に対して支給される、厚生労働省管轄の助成金には、様々な種類があります。

「○○すると30万円」

「○○満たすと57万円」

「○○該当すれば100万円」

一般的な感覚では、上記○○になれば、お金を頂けるんだ!と思います。

確かに○○という条件は必要ですが、単に当てはまっただけでは、支給されません。

様々な労働関連書類の事前準備や整備が必要です。

 

 

難易度の高い助成金にチャレンジすると・・・

私自身も、2018年冬から2019年春まで、楽しい年末年始も潰して取り組んだ、”とある助成金”。

難易度が高い助成金であることは分かっていましたので、説明資料を読み込むだけでなく、事前に何度も役所へ足を運び、確認をしました。

さあいよいよ、8月に請求手続をしようとした矢先、

「○○の記載が無い」

「○○が足りない」

など、職員さんから思わぬ指摘を受ける(゜o゜)

なが~~い時間を掛けて準備していた書類もアウト!!

助成金を本当に受給しようとおもったらかなり大変ですよ~!

土砂降りの雨の中、トボトボ帰宅したのでした。

 

 

答えを作っておいて欲しいです・・・

 

現在は様々な書類が、電子申請やら簡便な方法で、申請が出来つつある時代ですが、

助成金請求は、今のところ基本アナログです。

一応説明マニュアルなどはありますが、役所で直接聴かないと分からないことも多いのです。

なので説明ではなくビジュアルで、「このような書き方の書類を提出すれば、通ります」

という見本が本当に欲しいなあと思います。

会社名などは変える必要があっても、とにかく「成功事例の見本」が欲しいですね。

用意していないのは、

この見本の通りそっくり作ったのに、通らんというのはどういうことや~!

と文句をいわれるリスクを避けるためなのかなあと思います。

 

 

 

今回の助成金断念は、体の芯から力が抜けました。

年末年始に、旅行や初詣に行きたかったなあ・・・

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【助成金】経営者が助成金を活用すべき理由は?



助成金を活用する理由とは?(写真はイメージです)

 

 

 

給付金情報を提供しております「ドリナビ」です。

今回は、 ”なぜ助成金を活用するべきなのか?” について、ご紹介したいと思います。

助成金って、単にお金がもらえるだけじゃない・・・その活用理由はズバリ「採用」にあります。

【求人倍率のマジック】
現在は人手不足で、学生は「売り手市場」だと言われています。

しかしデータをよく調べてみますと、業種や企業規模によって、非常に大きな違いがあります。
リクルートワークスの調査(2019年卒)によれば、
従業員規模別が5000人以上の大企業の求人倍率は0.37倍にすぎず、しかも前年の0.39倍からむしろ0.02ポイント低下しています。1人の採用枠に3人の学生が応募している状態です。
 
一方、300人未満の企業(中小企業)ではむしろ9.91倍と、前年の6.45倍から3.46ポイントも上昇して過去最高となっています。1人の学生に対し、10社の求人がある計算です。

大企業(5,000人以上):0.39倍
中小企業(300人未満):9.91倍
***なんと25.4倍の格差!!***

ここから先は私見ではありますが、、、
若い方は、年金不信で老後に明るい未来が描けず、かといって、終身雇用でもない時代に、「たとえ中小企業でパワハラ受けたり薄給であっても、修行して頑張っていれば、将来いいおもいができる!」というような感覚が全く感じられないから、事業規模による求人格差が広がっているんだと思います。
中小企業でも、本当はいい会社あるんですけどね。。。

 

 

 

中小企業が「丸腰」で戦うのは不利。だから助成金。

私自身も、いくつかの会社を経験しましたが、なんだかんだいって大企業は、あらゆる面で労働条件が良かったですね。

社員食堂があったり、ちょっとしたサークルがあったり、もちろん福利厚生もしっかりしていて、「ここで人生預けていてもいいかな」と思わせる工夫がみられました。

将来、独立開業を目指すなら、営業も経理も見渡せる中小企業の方が、本当はいいと思いますよ。

でも、多くの方は、給与所得者として一生を過ごします。

 

資本主義社会において、(殴る蹴るはないけど)事業運営はやっぱり「戦い」なんですよね。

いい夢見させてくれそうな会社を作らないと、そもそも従業員が来ないし、定着もしないです。
戦いに負けないために、いい人採りましょう。

 

いい人材って・・・問題行動が少なく手間かかりません(^^)。

 

ぜひぜひ経営者の方は、助成金を活用して、いい人材を取っていただきたいと思います

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false“]
①助成金申請をする際、労働条件や帳簿を整備しないともらえません。つまり強制的に職場環境が変わっていきます。そして
②助成金を得たら、さらにその原資で職場環境をもっと良くする・・・という好循環がオススメです。
[/word_balloon]
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【給付】職業訓練で人生を変える(後編)

職業訓練に行くべきか否か?(写真はイメージ)

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給付金アドバイスをしております「ドリナビ」です。

前編の職業訓練関係の給付金制度に引き続き、今回は、職業訓練の後編としまして、「職業訓練に行くべきか否か?」について、ご紹介したいと思います。

ここから先は、私自身の実体験などに基づく感想です。

 

 

私が職業訓練に通うことになった背景

当時は就職氷河期であったため、生活のこともあり、とりあえず非正規の肉体労働や接客娯楽業の仕事をしていました。

給与は比較的良かったものの、だんだんと不安を感じていました

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”scream” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]せっかく社労士試験に受かったものの、パソコンや給与・経理事務の仕事がまるで分からない。[/word_balloon]

非正規現業の仕事をしている中、なんとか資格だけでもと思い、社会保険労務士の資格だけは取得しましたが、試験に合格しただけで、事務系のことは1ミリも分からない状態でした。

さらにこれは何年後かに気づいたのですが、実際は事務系のスキルだけでなく、正社員であれば当然経験しているだろう「打ち合わせ」「会議」といった経験も、非正規雇用では全く無かったのです(非正規現業の世界で生きてきた者としては全然違う文化を感じました)。

すがるような気持ちで事務系の職業訓練校の門を叩き、何とか入校できて本当に良かったと思っています。
あのとき入校できていなければ、事務系の仕事に就くことはあきらめていた可能性もありました。

 

 

 

年金記録で見えてきたもの

その後も一旦再就職など紆余曲折があった末、社会保険労務士として開業することになりました。

開業後は、主に年金に関わりを持つことになり、年金記録を何千人と見ることとなりました。

 

そこで感じたこと。。。

 

それは、1日の空白も無く次の転職先を探してから退職されている方は、その後も良好な職業生活を送られている方が多いかもなあ、と感じたことでした。

その後も長く勤務し続け、標準報酬月額(=給与)が高い方が多いのです。

やっぱり人生に対しての気合(本気度)が違うのでしょうか?
それとも失業給付という”甘い汁”は、転職を繰り返すクセが付いてしまうのでしょうか?

失業給付や職業訓練を、徹底的に活用する情報がある一方、そういった社会保障制度を利用しようとも思わず、切れ目無く次の転職をされる方もいらっしゃいます。
年金記録から推察すると、どちらがいいか正解はありません。

 

 

 

 

私は職業訓練に行けて良かった

私自身は、職業訓練校に通うことが出来て、心の底から良かったと思っています。
その理由は、

①全く知識のなかった事務系のスキルが身に付けたこと。
②リハビリ期間として良い思い出が作れたこと。

え~と、「①は分かるが、②の思い出って何だ?」と思われた方、、、いらっしゃるかと思います。

 

職業訓練はある意味、社会人になってからの「学生生活」であり「リハビリ期間」です。

私の社労士として開業するまでの職業生活は、楽しいときもありましたが、今でいう”パワハラ”を受けた経験は人よりは多かっただろうなとは感じております(昔はハンマーで殴られたり何時間も説教ってありました。深刻に考えず寝て忘れようとしました)。

結局私は人生の中で、半年間の職業訓練を2回行くことになりましたが、そのたびに「スキルアップ」や「心のリハビリ」となりました。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”freehand” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]いそいそと会社へ向かう人達とは逆方向に進み、職業訓練をしながら穏やかに過ごし、周りの景色をゆっくり眺めた期間は、私の人生の宝物となっています。[/word_balloon]

 

 

職業訓練に行くべきか否か?

いよいよ「まとめ」に入りたいと思います。

私のこれまでの経験による独断と偏見で、職業訓練について感想を述べたいと思います。

個人的には、失業給付も受けず職業訓練校にも通わず、1日の空白も無く転職するほうが、その後も活躍されたり、高い給与で過ごされている方が多い。
だから、失業給付受給や職業訓練校入校をいつもオススメしたいとは思わない。
しかし「人生をリセットしたい」という方には、私自身も経験して良かったので、”職業訓練” を選択肢の1つとしてアドバイスします。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]人生は1回限り。
ブログをご覧になられた方が、よい職業生活を送られるよう応援しております。[/word_balloon]
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【給付】 職業訓練で人生を変える(前篇)


職業訓練で人生を変える方法とは?(写真はイメージ)
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給付金情報を発信しております「ドリナビ」です。

さて今回は、”職業訓練”  について、実体験を交えながらご紹介したいと思います。

ちなみに私自身も、職業訓練校に通ったことがあります。

昨今、就職氷河期世代に対して「教育訓練から就職まで切れ目ない支援」が叫ばれておりますが、ひきこもりがちだったり、就職に不安を抱えている方が、このブログでほんの少しでも、元気が出れば幸いです。

前篇
職業訓練と給付金について
後編
職業訓練を受講すべき人とは?

 

私自身の10代から20代は、新聞配達や接客業、製造業など、いわゆる肉体労働ばかりしていました。

それはそれで楽しく、対人関係など色々勉強にもなったのですが、せっかく大学で法律の勉強をしていたので、いつかは「事務職」や「士業」をやりたかったのです。

しかし、それまで肉体労働系しかやってこなかったので、パソコンや給与制度の仕組み、事務系特有のマナーなどは、全然分かりませんでした。

当時は不況で、30歳を過ぎた男が、未経験の事務職に方向転換するのは難しいかに思えました。

 

 

 

私の人生を大きく変えて(救って)くれたもの。。。

それが ”職業訓練” でした。

 

【公共職業訓練(こうきょうしょくぎょうくんれん)】
就職をしたいが、スキルが足りない求職者に対して、国が生活費の支援をしながら職業に就くためのスキルを身に付けさせてくれる、なんともありがたい制度。
現在は、失業給付がもらえない方でも、多少お金を受取りながら身に付けることができる制度(求職者支援訓練)もあります。

 

昔は、失業給付が受け取れる人以外は、職業訓練中はお金をもらえなかったんですよ。
単に勉強代はタダみたいな。。。
生活が厳しいと、スキルアップする暇なく、すぐ再就職先を探さないといけません。
でも現在は、失業給付が受け取れないフリーターや自営業を畳んだ人にも、スキルアップしながらお金が受け取れる制度も追加されました。

 

 

私は職業訓練校で、パソコンや簿記を身に付け、事務系へと転職ができました。
(実際はまだスキルが足りないことを職場で痛感したんですけど・・・)
あと、今改めて振り返ってみても、自分の人生の中で、すご~くいい思い出となっています。

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]お金をもらいながら、仕事に役立つスキルを身に付ける。。。なんて素晴らしい制度なんだ。[/word_balloon]
職業訓練を受講したい場合は、ハローワークで相談しましょう。

 

 

 

職業訓練を受講すべきか否か

今回は、失業したときに失業給付を受けるだけでなく、職業訓練まで受けてスキルアップする方法があることについてお伝えしました。

次回後編は、「職業訓練の受講すべき人」についてです。
得する知識や情報だけでなく、自身の体験談と何千人という方の年金記録を見てきた独自の視点で、こういう本質的な点についても触れてみたいと思います。

では後編で。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]若いころは、世の中に
「お金を受取りながら、仕事のスキルを身に付けさせてくれる制度」
があるなんて知りませんでした。[/word_balloon]

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【助成金】 就職氷河期世代を救えるか?



就職氷河期世代のラストチャンスは救えるか?(写真はイメージ)
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今回は、”就職氷河期への助成金” について、ご紹介したいと思います。

まず就職氷河期とは、どの世代のことをいうのでしょうか?

【就職氷河期(しゅうしょくひょうがき)】
バブル崩壊後の就職難を経験した世代。
卒業時に正社員として就職できず、派遣社員やパート、フリーターで働いている割合が高い。
新卒時:「景気が悪く採用されず」
景気回復:「新卒でないので採用されず」
(当時、中途の風当たりは強かった)

令和時代:「経験が無いので採用されず」

私自身が、まさにこの時代だったので、よく覚えています。

 

「資格取得」が大流行してましたね。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]日テレで「ハケンの品格」(2007年)という、(別れがさみしくなるので)誰とも心開かず腕一本で生き抜くドラマがありました。
コメディタッチで面白かったのですが、自分自身のような気持ちで観てました。[/word_balloon]

 

 

就職氷河期世代を救う助成金

 

実はすでに2017年から、氷河期世代を救済する助成金はあったんですよね。

助成金の中でも、最も有名な「キャリアアップ助成金」の一部分にあったんですよ。

「長期不安定雇用者雇用開発コース」として2017年度から開始。氷河期世代を念頭に「過去10年間に5回以上離職や転職を繰り返している人」を正社員採用した企業に一年限りで最大50万円(中小企業は最大60万円)を支給している。

 しかし、17年度は約5億3千万円の予算で利用されたのは、27件、765万円にとどまった。18年度は10億7千万円に予算を倍増したにもかかわらず、12月末までで1億2千8百万円(453件)が使われただけだ。

 厚労省の担当者は「長期不安定雇用者」の名前のイメージが悪かったと説明。名称を19年度から「安定雇用実現コース」にし、条件も「正社員として雇用された期間が通算一年以下」などに変更。政府の予算案に9億8千7百万円を計上している。

 ただ、変更後も条件は厳しく、「一年限り50万~60万円」の助成で、正社員採用が進むか見通せない。【東京新聞3/19】

 

 

 

就職氷河期世代支援はラストチャンスです

 

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”8bit_2″ name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]「すみません、、、長期不安定雇用者というネーミングが悪かったです」[/word_balloon]
[word_balloon id=”5″ position=”L” size=”M” balloon=”8bit_2″ name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]「すみません、、、正社員採用が進むか見通せません」[/word_balloon]

公務員としては、冒険したネーミングを付けるには勇気がいる、という気持ちも分かるんですが、、、呑気なもんです。
このままですと就職氷河期世代の社会保障制度が大変なことになります。

今回は「教育訓練から就職までの切れ目ない支援」をするそうですが、メニューは立派でも、また予算の1割未満しか活用されないなんてことになります。
実際手続きをするであろう、社長(と社労士)に響いてないですもん。

 

【就職氷河期 正社員化コース】
35歳から45歳の方を正社員で雇ったら、会社に1人100万円差し上げます
このくらいシンプルなら、マスコミにも取り上げられ、響く気がします。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]本人だけでなく、その親や社会保障制度のためにも、
今度こそ、就職氷河期世代の方に支援が届くことを願っています。[/word_balloon]
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【助成金】 助成金・補助金活用のメリットは?



助成金・補助金のメリットはお金だけなのか?(写真はイメージ)

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今回は、”助成金・補助金のメリット” について、ご紹介したいと思います。

まず、助成金と補助金の違いとは何でしょうか?

【助成金と補助金の違い】

助成金は厚労省管轄だけあって、「人」関係で支給し、
補助金は経産省管轄だけあって、「物」関係での支給が多いです。

※ちなみに助成金の場合は、補助金と違って、受け取ったお金の自由度が大きく、人件費はもちろん、運転資金や備品の購入、社員旅行等々にも活用できるのが嬉しいですね。

 

 

 

助成金・補助金のメリットとは?

[word_balloon id=”4″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]もちろん、お金が支給されるということでしょ?[/word_balloon]

確かに、お金が支給されることが1番のメリットですが、もう一つ「裏のメリット」があります。

 

それは・・・

 

「事業に対して真剣に取り組むきっかけになる!」です。

 

どうしてお金以外のメリットがあるのかといいますと、

【助成金】
労働局に帳簿を提出することになるので、今まできちんと作ってこなかった、法定帳簿(出勤簿・賃金台帳・出勤簿・労働条件通知書・就業規則など)を改めて整備(>_<)。
【補助金】
採択されるには、事業計画書を真剣になって作成する必要があるので、自然と自分の事業を振り返ることとなる(゜o゜)。
例えば補助金は、3割くらいしか ”合格” しないケースもあるので、残念ながら採択されなかった場合であっても、
「いやぁ 自分の事業計画を すごく真剣に考える契機となってホント良かった!」というお声を聞きます。
[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”talk” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]実は私自身も、漫画や動画を活用した事業をしようかと、「小規模事業者持続化補助金」という補助金申請を作成したことがありました。
マス目を埋めていく作業をしているうちに、だんだんとヤル気が湧いて来たり、問題点が見えたりしましたね。[/word_balloon]

 

また、初めて助成金を申請する際は、多くの場合、「自社の労働関係帳簿、ちゃんとしないといけないなあ。。。」と気付かされます。
たくさん作成が必要ですし、さらに1つ1つの帳簿も難しかったりします。

[word_balloon id=”1″ position=”L” size=”M” balloon=”bump” name_position=”under_avatar” radius=”true” avatar_border=”false” avatar_shadow=”false” balloon_shadow=”true” avatar_hide=”false” box_center=”false”]初めて申請するときは、お金もさることながら、現在の事業がどうなのかの「気づき」 が意外にも大きいですよ![/word_balloon]

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