生活保護を受けている世帯は去年12月の時点で163万4000世帯余りとなり、高齢者世帯の受給が増えたことを背景に、これまでで最も多くなりました。
厚生労働省によりますと、去年12月に生活保護を受けた世帯は163万4185世帯で、前の月より1965世帯増えて、これまでで最も多くなりました。
世帯別では、65歳以上の「高齢者世帯」が80万5723世帯で、全体のおよそ半数を占め、4か月連続で80万世帯を超えました。このうち、1人暮らしの世帯はおよそ72万9000世帯で、高齢者世帯全体の90%余りを占めています。
次いで、働くことのできる世代を含む「その他の世帯」が27万1037世帯、けがや病気などで働けない「傷病者世帯」が25万2671世帯、「障害者世帯」が19万1350世帯、「母子世帯」が10万4922世帯となっています。
また、生活保護を受けた人の数は216万5585人で、前の月より1210人増えました。
厚生労働省は「高齢者の受給世帯は増加が続いているが、働くことができる世代を含む世帯などでは雇用情勢の改善で減少傾向がみられる」と分析しています。
※2016/3/2 NHKニュース
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<生活保護は命綱>
生活保護は、どうしても生活が苦しい方にとっては、命綱です。
だから、安易に削ることはできませんし、要件を厳しくしすぎてもいけません。
しかしながら・・・
あえて資産を減らしたりして、生活保護へ自ら望んでなる方も、巷ではあると聞きます。
また、障害者世帯の生活保護もかなり増えています。
これも、障害年金を請求せず、生活保護の方を受給される方もあると聞きます。
どうしても必要な方に、きちんと生活保護を受給できる制度にしてもらいたいものです。