【労働】2015年は雇用状況が改善された1年

【労働】2015年は雇用状況が改善された1年

2016.2.21

<2015年は 雇用が改善>

 

<正社員が増加>
正社員の数が8年ぶりに増加に転じた。
総務省が2月16日に発表した2015年の労働力調査によると、正社員数は前年比26万人増の3304万人になった。新たに働き始める女性や高齢者が増えたほか、パートやアルバイトから正社員に職種転換する例も目立つ。非正規中心だった企業の採用姿勢に変化が出てきた格好だ。雇用は改善してきたが、賃金や消費への波及は依然鈍いままだ。
※2016/2/16 日本経済新聞

 

 <女性の賃金増加>
厚生労働省は2月18日、雇用形態別の賃金実態を調べた2015年の賃金構造基本統計調査の結果を公表した。女性や非正規労働者、パートなどの短時間労働者の賃金が過去最高となり、同省賃金福祉統計室は「女性の賃金の伸びは勤続年数の増加や役職者の増加が、非正規は労働需給の逼迫(ひっぱく)が賃上げの要因になった」と分析している。

 従業員10人以上の民間事業所に、昨年6月に支払われた手当などを含む賃金額を尋ね、5万785社から回答を得た。それによると、短時間労働者以外の一般労働者(非正規含む)の平均賃金は30万4000円(前年比1.5%増)だった。うち女性は24万2000円(同1.7%増)で過去最高額。男性を100とした男女の賃金格差は、過去最小だった昨年と同じ72.2だった。

 雇用形態別の平均賃金は正社員が32万1100円(同1.1%増)。非正規は過去最高の20万5100円(同2.4%増)。短時間労働者も時給1059円(同1.7%増)で過去最高だった。
※2016/2/19 毎日新聞

 

 <安倍首相 2016年も賃上要請>
来年の暮れもここであいさつすると予告させていただきたい−−。安倍晋三首相は24日、経団連の会合でのあいさつで、政権運営への自信を見せた。首相は「来年も経済最優先だ。内閣一丸でまい進すると約束する」と述べたうえで、「賃上げは今年を上回るよう呼びかけたい。もう一回申し上げる。今年を上回るよう呼びかけたい」と経営側に念押しした。

 一方、経団連の榊原定征会長は「各企業の業績はさまざまだ。賃上げは一律のベアに限らず、若年層や子育て世代への重点配分、諸手当の見直しなど年収ベースの引き上げに向けてさまざまな方策を検討してほしい」と呼びかけた。
※2015/12/24 毎日新聞

①「若者減少による人手不足」
②「キャリアアップ助成金などのバックアップ」
③「首相の賃上げ要請」
などもあり、2015年は雇用が改善された1年でした。
昨今は、上手な労務管理をしないと、優秀な従業員が集まらなくなってきています。

« »