【労働】失業保険詐欺か 男女3人逮捕

【労働】失業保険詐欺か 男女3人逮捕

2015.10.9
日雇い労働者として一定期間働いたあとに失業したふりをして、失業保険合わせて230万円余りをだまし取ったとして、派遣会社を経営していた45歳の男ら合わせて男女3人が詐欺の疑いで逮捕されました。

警察によりますと、3人は共謀のうえ、平成21年から翌年にかけて146回にわたって、日傭い労働者の失業保険合わせて230万円余りをだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
千葉労働局から「同じ派遣会社の社員が相次いで失業保険を申請している」と告発があり、警察が捜査していました。
その結果、当時派遣会社を経営していた北野容疑者が日雇い労働者として登録していた2人の女と共謀して保険の手帳に印紙を貼るなどして2人が一定期間働いたとみせかけて、その後失業したとして失業保険をだまし取っていた疑いが強まったとして、逮捕しました。

調べに対し、北野容疑者は「すべてが不正な申請だったわけではない」と容疑を一部否認し、2人の女はいずれも容疑を認めているということです。
北野容疑者がかかわった失業保険の給付は、平成21年から5年間でおよそ1億円に上っているということです。
警察は、数十人が不正に給付を受けていたとみて、さらに調べを進めています。
※2015/10/8 NHKニュース
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私が気になった部分

①どうやったら、日雇労働求職者給付金で失業給付が1億円になるんだろう。

②雇用保険の不正受給がバレるのって、実は「密告」「チクリ」が多いんですよね。

③「失業保険」は昭和50年から雇用保険に名称変更。しかし、40年経過した今でも、失業保険。やっぱり失業保険のほうが通じると思いきや、意外と年金相談窓口の現場で聴くと、もう雇用保険という言葉が、体感上かなり浸透しています。

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コメント

  • 山本 より:

    はじめまして。
    失業保険を受給中のくせに、社労士である自分の父親の事務所で働いていた人がいます(現在も勤務中)。
    本人は働いていることをハローワークにもちろん申告せず、父親は給与を現金で払い、雇用していることが分からないように操作していました。
    従業員にはバラすなと口止めです。

    そして、失業保険受給終了後に雇い入れたようになに食わぬ顔で偽装し、今日に至っています。

    不正受給は昨年ありました。通報したいのですが、時効は2年でしょうか?

    • yamagiwa より:

      はじめまして。
      雇用保険の不正受給は、実は結構重い処分です。
      具体的な時効及び手続き方法は、起算日が何時かということもあり、ハローワークでおたずねいただきたいところですが、雇用保険料の徴収時効が2年ですので、恐らく「不正受給の返還と、遡って雇用保険加入と保険料納付」が待っています。悪質な場合は、さらに不正行為により支給を受けた2倍の金額を命ぜられます。
      なお、事業主が虚偽の申請書等を提出した場合は、事業主自身も連帯して返還命令や納付命令処分といったペナルティを受ける場合もございますので、ご注意ください。