厚生労働省は5日、1~6月に労災事故で死亡した労働者数が前年同期比19・4%増の437人と大幅に増加したとの集計結果を発表した。これらの人を含む死傷者数全体も3・6%増の約4万7千人で、担当者は「景気回復で企業活動が活発になる中、人手不足で現場に経験の浅い労働者が増え、事故につながっている」としている。
厚労省は、業界団体などに職場の安全点検や、雇い入れの際の教育を徹底するよう求める。また各都道府県の労働局や労働基準監督署の職員も現場を回り、安全体制をチェックする。※2014/8/5 共同通信
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<死亡災害の大幅な増加を受け、業界団体などに厚生労働省労働基準局安全衛生部長名で緊急要請>
あと一歩で、日本の労災死亡者数が、年間1,000人を切るというところで、足踏み状態です。
それどころか、今年、死亡者数が増加に転じているため、厚労省は注意を呼びかけています。
<労災死の多い3大職場>
労災死の多い職場は、「建設」「製造」「運送」の現場です!
安全配慮の対策を取っても、せいぜいそれは90%くらいで、あとは自分自身が気を付けないといけません。
私も若いころ肉体労働が多かったので分かるのですが、「現場」というものは、そういうもんです。
(※あまりに事業主の安全配慮義務を怠っている場合は問題外ですが・・・)
だから、ふと気を抜いたときに「労災」が発生してしまう!
昭和に比べ、随分労災死は少なくなりましたが、それでも悲惨な労災死亡事故は、1件でも減らすよう、安全対策をしたいものです。