厚生労働省が8日発表した2012年の雇用動向調査によると、働く人に対する離職者の割合(離職率)は14.8%となり、前年比0.4ポイント上昇した。上昇は3年ぶり。雇用環境の改善で転職する人が増えたようだ。
自分の意思で辞める「個人的理由」が9.8%から10.3%に上昇。人員整理など「事業所側の理由」は1.2%から1.0%に低下した。離職率は景気悪化局面で高まることがあるが、その場合はふつう「事業所側の理由」が増える。
転職も含め新たに仕事に就いた就職者の割合(入職率)は0.6ポイント上昇し、14.8%だった。転職者のうち、転職後の賃金が前職に比べ増加した人は32.3%で前年より3.8ポイント上昇した。減少した人(30.4%)を上回ったのは、07年以来5年ぶりとなった。
入職率と離職率の合計「労働移動率」は29.6%となり、3年ぶりに上昇した。厚労省は「有効求人倍率の改善を受け、新しい就職口を求めて労働市場に参入する人が増えた」と分析している。(日経WEB2013/8/8 19:29)
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個人的に注目した部分は、「入職者に占めるパート(短時間)労働者の割合」。
男と女で随分違います。勝手に命名するなら男は「U字型」女は「チェック✔型」。 女性は新卒時で正社員になる以外は、大抵パートである点と、働き盛りの男性でも今や2割近くがパートという点です。