このブログ・動画では、暮らしや経営に役立つ「社会保障」について、お伝えしております。
今回は、「知らないと損する様々な「給付金」」について、お話しして参りたいとおもいます。
人が生まれてから亡くなるまでに、さまざまなお金が必要です。
出産するとき、進学するとき、事業を起こすとき、病気になったとき、老後を迎えたとき・・・などなどです。
個人的には、人生に必要な「お金に関する教育」は、高校や大学で学ぶ必要があるとは思いますが、現実にはあまり行われていないようです。
なにも、いきなり「投資教育を始めよう」なんてことは、いいません。
せめて、生きていくうえで場面ごとに必要になる「お金」について、学んでおきたいものです。
ちなみにそういった意味では、私が所持している「社会保険労務士」「ファイナンシャルプランナー(AFP)」という資格は、ものすごく役立っております。
先ほど、ライフステージごとに様々なお金が必要だとお伝えしました。
でも生まれながら資産家でない限り、そういったお金を事前に準備するのは大変です。またお金を貯めこんでいては、人生楽しめないですし、経済も回らなくなります。
ある程度、生活や事業活動をする上での貯金は必要ですが、それ以上は、なかなか難しいものです。
なので国は、ライフステージごとに様々なお助け機能である「給付金システム」を設けております。
知らず知らずのうちに、ライフステージごとに必要になるお金を受ける権利を得ているのをご存じでしょうか?
私も長年、勉強しておりますが、
「こんな給付金あるんだ」
というのを今でも感じることがあります。
さて日本の社会保障(=給付金)には、どんなものがあるのでしょうか?
「年金」「給付金」「補助金」「奨励金」など、様々な名称で国は支援をしております。
代表例を挙げてみましょう。
【病気・ゲガ】
①労災保険・・・業務上の病気やケガで、所得補償をする
②傷病手当金・・・業務上の病気やケガで、所得補償をする
③高額療養費・・・一定以上の医療費がかかった場合の負担限度額
④母子(父子)家庭への医療費助成・・・ひとり親世帯への補助
⑤医療費控除・・・一定以上の医療費がかかった場合の税金の補助
⑥障害年金・・・日常生活に不自由がある病気・障害になった場合の所得補償
【高齢】
①老齢年金・・・原則65歳以上に支給される所得補償
②介護保険・・・原則65歳以上から使える介護費用の補助
③介護休業給付・・・介護で会社を休む場合の所得補償
④遺族年金・・・配偶者な亡くなった際の所得補償
⑤埋葬料・・・亡くなった際の葬儀代補助
【出産】
①出産育児一時金・・・出産にかかる費用の補助
②出産手当金・・・勤労者が妊娠した場合の所得補償
③育児休業給付・・・出産後、職場復帰するまでの所得補償
④社会保険料免除・・・産前産後と育児休業中の社会保険料免除
⑤乳幼児医療費助成・・・乳幼児にかかる医療費の補助
⑥児童扶養手当・・・ひとり親家庭への所得補償
⑦児童手当・・・中学卒業までの子供への養育費用補助
⑧奨学金・・・日本学生支援機構による進学費用の給付・貸与
【就労】
①失業給付・・・仕事を失ったときの所得補償
②職業訓練・・・失業中のスキルアップと所得の補償
③教育訓練給付・・・勤務中のスキルアップ費用補填
④未払賃金立替制度・・・会社が倒産したときの所得補償
⑤生活保護・・・就労困難や生活苦による所得補償
【会社】
①助成金・・・従業員の採用や待遇改善等にかかる費用の補填
②補助金・・・創業や事業拡大にかかかる費用の補填
上記のとおり、メニューが沢山ありますので、生きていれば何らかの給付金のお世話になることでしょう。
自分に適合する給付金が判別できれば、あとは役所で聞いたり、ネットで調べたり、あるいは近所で詳しい方に聞くなりして、給付金受給に結び付けることができます。
しかし、一番最初の「何が適合するか?」を判別するのが大変です。
今のありのままの自分で、何が受給できるか知りたい!
やっぱりこの最初の「気付き」が、一番大事ですよね。
将来AIが発達して、色々話しかけたら
「アナタハ・〇〇〇ヲ・ウケトレル・カノウセイガ・アリマス」
と言ってくれる時代が来るかもしれません。
が、そんな時代が来るまでは、詳しそうな方に、身の上相談がてら、給付金についてお尋ねいただくのもよろしいかなと思います。
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