【給付】職業訓練で人生を変える(後編)

【給付】職業訓練で人生を変える(後編)

職業訓練に行くべきか否か?(写真はイメージ)

 

給付金アドバイスをしております「ドリナビ」です。

前編の職業訓練関係の給付金制度に引き続き、今回は、職業訓練の後編としまして、「職業訓練に行くべきか否か?」について、ご紹介したいと思います。

ここから先は、私自身の実体験などに基づく感想です。

 

 

私が職業訓練に通うことになった背景

当時は就職氷河期であったため、生活のこともあり、とりあえず非正規の肉体労働や接客娯楽業の仕事をしていました。

給与は比較的良かったものの、だんだんと不安を感じていました

ドリナビ
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せっかく社労士試験に受かったものの、パソコンや給与・経理事務の仕事がまるで分からない。

非正規現業の仕事をしている中、なんとか資格だけでもと思い、社会保険労務士の資格だけは取得しましたが、試験に合格しただけで、事務系のことは1ミリも分からない状態でした。

さらにこれは何年後かに気づいたのですが、実際は事務系のスキルだけでなく、正社員であれば当然経験しているだろう「打ち合わせ」「会議」といった経験も、非正規雇用では全く無かったのです(非正規現業の世界で生きてきた者としては全然違う文化を感じました)。

すがるような気持ちで事務系の職業訓練校の門を叩き、何とか入校できて本当に良かったと思っています。
あのとき入校できていなければ、事務系の仕事に就くことはあきらめていた可能性もありました。

 

 

 

年金記録で見えてきたもの

その後も一旦再就職など紆余曲折があった末、社会保険労務士として開業することになりました。

開業後は、主に年金に関わりを持つことになり、年金記録を何千人と見ることとなりました。

 

そこで感じたこと。。。

 

それは、1日の空白も無く次の転職先を探してから退職されている方は、その後も良好な職業生活を送られている方が多いかもなあ、と感じたことでした。

その後も長く勤務し続け、標準報酬月額(=給与)が高い方が多いのです。

やっぱり人生に対しての気合(本気度)が違うのでしょうか?
それとも失業給付という”甘い汁”は、転職を繰り返すクセが付いてしまうのでしょうか?

失業給付や職業訓練を、徹底的に活用する情報がある一方、そういった社会保障制度を利用しようとも思わず、切れ目無く次の転職をされる方もいらっしゃいます。
年金記録から推察すると、どちらがいいか正解はありません。

 

 

 

 

私は職業訓練に行けて良かった

私自身は、職業訓練校に通うことが出来て、心の底から良かったと思っています。
その理由は、

①全く知識のなかった事務系のスキルが身に付けたこと。
②リハビリ期間として良い思い出が作れたこと。

え~と、「①は分かるが、②の思い出って何だ?」と思われた方、、、いらっしゃるかと思います。

 

職業訓練はある意味、社会人になってからの「学生生活」であり「リハビリ期間」です。

私の社労士として開業するまでの職業生活は、楽しいときもありましたが、今でいう”パワハラ”を受けた経験は人よりは多かっただろうなとは感じております(昔はハンマーで殴られたり何時間も説教ってありました。深刻に考えず寝て忘れようとしました)。

結局私は人生の中で、半年間の職業訓練を2回行くことになりましたが、そのたびに「スキルアップ」や「心のリハビリ」となりました。

ドリナビ
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いそいそと会社へ向かう人達とは逆方向に進み、職業訓練をしながら穏やかに過ごし、周りの景色をゆっくり眺めた期間は、私の人生の宝物となっています。

 

 

職業訓練に行くべきか否か?

いよいよ「まとめ」に入りたいと思います。

私のこれまでの経験による独断と偏見で、職業訓練について感想を述べたいと思います。

個人的には、失業給付も受けず職業訓練校にも通わず、1日の空白も無く転職するほうが、その後も活躍されたり、高い給与で過ごされている方が多い。
だから、失業給付受給や職業訓練校入校をいつもオススメしたいとは思わない。
しかし「人生をリセットしたい」という方には、私自身も経験して良かったので、”職業訓練” を選択肢の1つとしてアドバイスします。
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