先日、2016年社会保険労務士試験の合格発表が行われました。
今年は、昨年の『史上最低合格率2.6%』からの揺り戻しで、6%位になるのかな?と思っておりました。
ところが・・・
『史上2番目に低い合格率』
となりました。
平成25年の合格率5.4%のときも、当時はかなりのショックでしたが、それをも下回る合格率です。
この5.4%をも下回ったメッセージを読み解く必要があると思います。
つまり・・・
もう、一昔前の8%前後の合格率から決別し、社労士試験は「もう一段難易度が上がった試験」とみるべきでしょう。
実際問題、社労士で取り扱います労働社会保険制度は、理論も実務も覚えることが膨大です。
社労士試験に合格すれば、箔がついたり自信をもてるようにはなりますが、とても実務には対応できません。「36協定」「離職票」「老齢年金請求書」のどれも、作成や案内をすることは難しいです。
これから、社会保険労務士試験を受験される方は、合格後も「たくさん勉強をしないといけない」と覚悟が必要です。
でも・・・
ヒトと向き合う、社会保険労務士の扱う内容は、とても奥深く、また勉強しがいのある分野ですよ。