もう少し簡易な年金制度へ(その2)

もう少し簡易な年金制度へ(その2)

nenkintetyo今日(日曜日)は、AM10時~PM4時まで、年金の勉強会に出席しました。

「社会保険労務士」という資格試験で、国民年金法と厚生年金保険法を勉強するわけなんですが、これだけでは、まるで実務はできないんですよね。せいぜい用語の意味を理解する程度です(「第1号被保険者とは」「振替加算とは」「合算対象期間とは」・・・)。

実務では、さらに次の知識やスキルも必要になってきます。

①より広い知識(旧法、共済年金、法改正、税金の知識)

②書類について(年金手続に必要な書類について、年金事務所で打ち出されるハードコピーの見方、ねんきん定期便の見方)

③年金額の計算(手計算ができることで、年金が本当に理解できる)

さらっと書きましたが、これら一通り理解するのに、業界ではさらに3年とも5年とも言われるくらい修行が必要です。この世界の難しさをお伝えするとしたら、「現在の法律を理解しつつ、でも実際運用されている旧法も理解し、ところが今は特例措置が講じらているのでそちらも覚えつつ、さらに法改正で今後変わる制度を押さえつつ」みたいな。

とにかく、例外措置、経過措置、時限措置、法改正のオンパレード(^^)。年金不信も無理はないです。しかも、たとえ廃止した制度でも、年金は記録の積み重ねだから、当時運用していた制度の勉強は必要で、覚えることが増える一方なんです(>_<) 。正直、えらいところに足を突っ込んでしまったと思ったことは何度もあります。

もう少し簡易な制度にならないもんかなあ。。。

 

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