法務省は9月9日、平成26年司法試験に昨年より239人少ない1810人が合格したと発表した。合格率は4.2ポイント減少し22.6%。現行の司法試験が始まった18年以降で最低だった。合格者数が2千人を割り込んだのは18年以来8年ぶり。政府は司法試験合格者3千人を計画していたが、すでに撤回している。
合格者の内訳は、男性が1402人、女性が408人。平均年齢は28.2歳で、最年長は65歳、最年少は22歳だった。
大学で法律を学んでいない人が中心の未修者コース(3年)修了者の合格率は12.1%、既修者コース(2年)は32.8%で、前年より若干差が縮まった。
一方、法科大学院を修了せずに受験資格を得た予備試験通過者については、前年より43人多い163人が合格。合格率は66.8%となり、昨年より5.1ポイント減。予備試験通過者は24年から司法試験を受けているが、合格者数は最多、合格率は最低となった。【2014/9/9 産経ニュース】
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【関連記事 2014/4/9 産経ニュース】
自民党の司法制度調査会は4月9日、司法試験合格者数を平成28年までに「1500人程度を目指すべきだ」とする提言をまとめた。ここ数年2千人前後で推移している合格者数では「法曹の質を低下させる可能性が高い」ためなどとしている。
公明党の法曹養成に関するプロジェクトチームも同日、合格者数を「まずは1800人程度」とする提言をまとめた。
政府は司法試験合格者数を「年間3千人程度」とする計画を14年に閣議決定したが、一度も実現しないまま昨年7月に撤回した。政府の法曹養成制度改革推進会議が、適正な法曹人口などについて来年7月までに提言する。
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さて、2013年の社労士試験合格率は、5.4%と史上最低(合格者数も過去10年で最少の2666人)でしたが、
2014年の社労士試験はどうなるでしょうか?