厚生労働省は、年金保険料を支払ったのに記録が残っていない「消えた年金」問題で、紙台帳とコンピューターの記録が同一人として統合される可能性が高い約13万2000人について、個別に訪問して確認する作業を来年度から始める方針を固めた。
関連事業費として約10億円を来年度予算の概算要求に盛り込む。
訪問の対象者は、未解明の記録2083万件のうち、
〈1〉コンピューター記録がなく、紙台帳だけが残っている期間がある年金受給者(約12万人)
〈2〉漢字のふりがなの不一致など、該当しそうな名前で記録された期間の紙台帳がある年金受給者(約1万2000人)
――の計13万2000人。過去に確認の通知を発送したが、未回答だった。
所管する日本年金機構は今後も通知を送ったり、電話での問い合わせを行ったりする方針だが、連絡がつかない場合は来年度から職員による訪問を始める。※2014/8/17 読売新聞
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「年金記録問題」「3号不整合」「厚生年金基金の廃止」「被用者年金制度の一元化」「マクロ経済スライド」・・・
先人たちは、年金制度について、色々な仕組みを構築されてきました。
が、残念ながら上手くいかなかった部分もあり、後世の方にしわ寄せがきています。
今回2083万件のうちの、13万件ではありますが、少しでも綺麗な年金記録になるよう期待しています。また自分もほんの僅かですが社労士業を通じ、貢献していきたいと思ってます。