スターバックスコーヒージャパン(東京)は4月1日から約800人いる契約社員すべてを正社員として雇用することが27日、分かった。店舗で働く契約社員の待遇を改善し、サービスの質を高めたい考えだ。
契約社員は、労働時間が正社員並みになる場合もあるが、1年契約の時給制で通常のボーナスはない。正社員になると、月給制となりボーナスも出るため、給与総額は現在より増えるという。
広報担当者は、これまでも契約社員の待遇には努力してきたとした上で「将来の見通しがたつ正社員にすることで、店舗での接客レベルを向上させたい」と話した。
正社員は約1800人おり、国内にある約千店の店長は原則として正社員が務める。契約社員は店長を支え、店舗運営の中心的役割を果たしてきた。今後も年間数十店規模で出店していく計画で、店長候補を増やす狙いもある。
※2014/2/27 産経ニュース
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<スタバのコーヒー>
スタバは、これまでの喫茶店では味わえなかった「香」や「落ち着き感」そして「従業員のレベルの高さ(容姿・接客・モチベーション・・・)」があります。 スタバの容器を手にしてコーヒー飲むしぐさが自体が、ステータスになっている部分もあります。だからスタバのコーヒーはちょっと高いけど、皆さんよく飲んでいらっしゃいますね。
私も時々行きます(※アイスコーヒーは、個人的にはカフェ・ド・クリエのほうが好きです)。
<大丈夫か?大量正社員化>
さて、上記記事のとおり、契約社員800人を正社員にするとのことですが、私からするとちょっとドキドキ。。。
まだ成長企業ですし、労働に詳しいお抱え弁護士・社労士のアドバイスも得ていると思うので大丈夫でしょうが、「賭(か)けに出たな!」と感じています。
<老婆心ながら・・・日本の解雇法制の恐ろしさ>
現在日本の、労働法・労働判例をガチガチに適用しようとすれば、正社員という身分は、会社にとってかなりのリスクを伴います。 正直なところ、会社が「ヤバイ」状態にならないと、クビや労働条件の引下げがおいそれとはできないのです。
外資系のノリで正社員化したとは思いませんが、日本の解雇法制の本当の恐ろしさ(従業員にとってはラッキーではあるんですが)は、下手をすると夫婦間の離婚よりも「時間」も「金」も「ストレス」もかかるのです。
これから社内に800組のカップルが誕生するようなものなので、「え~!!」と思っちゃうわけです。
ただし、スタバは全国展開していますので、広い人事異動の「武器」を、会社はギリギリの際には活用してくるとは思います。
ちょっと深刻な話になりましたが、スタバのいつも丁寧な接客、陰ながら応援しています!(でも名古屋発祥の「カフェ・ド・クリエ」「コメダ」も地元なんで応援!)