2014年度の国民年金の保険料が月額で1万5250円と13年度から210円増えることが28日、分かった。国民年金は自営業者や学生らが加入する。保険料の上昇は2年連続で、今年4月分から保険料を変更する。厚生労働省は31日に公表する。
国民年金保険料は04年の法律改正で毎年280円ずつ上げると決めた。ただ、その後の物価や賃金の動向を反映して毎年上げ幅を調整している。
04年以降、賃金や物価は伸びておらず、保険料は当初予定より抑えられている。11~12年度はデフレの影響で減額され、13年度は60円増にとどまった。14年度の保険料は04年時点の想定より850円低い水準となる。
国民年金の14年度の年金支給額は0.6~0.7%減額される見通し。国民年金を満額支給している人(現在、月6万4875円)の場合、400円ほど減り、約6万4400円になる。会社員が加入する厚生年金の保険料は毎年0.354%引き上げられており、今年9月分から17.474%(労使折半)になる。 ※2014/1/28 日本経済新聞
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