2012年有休取得率、47.1%に低下(図解で確認!)

2012年有休取得率、47.1%に低下(図解で確認!)

厚生労働省が21日発表した就労条件総合調査によると、2012年の正社員の年次有給休暇の取得率は前年比2.2ポイント低下の47.1%となった。低下は3年ぶり。政府は「ワークライフバランス」(仕事と生活の調和)の推進を掲げ、20年までに有休取得率を70%に引き上げることを目指しているものの、目標に程遠い状況だ。
 取得率は、労働者が有休をどれだけ取得したかを示す。与えられた日数は平均18.3日、労働者が取得したのは平均8.6日だった。※2013/11/21 時事通信

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<年間休日数を諸外国と比較してみた>
実は、与えられている休日は、ヨーロッパと大きな違いが無い。
nenkankyujitu2011

 

 

<日本の有給休暇の取得率>
①与えられた休日は変わりなくても、有給休暇の取得率で差が出ることになる。
②取得率は、規模や業界によっても違う(あくまで平均が47.1%)

yukyusyutokuritu2012

 

<諸外国と比較した取得率>

syutokuritu2012
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日本の労働法制度は、諸外国と比較して、決して見劣りしているわけではありません。結構いい線いっています。
ただ、①サービス残業 ②有給休暇取得率の低さ に象徴されるように、実行されていない点が特徴です。
なんだかんだ言って、法律とかい離している状態は、実は労働者側(特に若者)の士気を大幅に下げる要因です。また、他人の私生活を尊重しない風潮は、結局自分の私生活も尊重されなくなり、お互いが不幸になります。
ある外国人の方がおっしゃっていました。「日本は治安もいいし、物はあふれているし、町も綺麗ですばらしい国です。ただ働くこと以外は・・・」
来年の有給休暇の取得率が少しでも改善されていればいいなと思います。

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