厚生労働省は納付率が低迷する国民年金保険料の徴収を強化するため、全ての滞納者に 延滞金を課す検討を始めた。現在は納付期限を過ぎて催告状を送っても納付しない人に限って、督促時に延滞金を課している。これを納付期限が過ぎた時点で全員から徴収できるようにする。
12月上旬まで社会保障審議会年金部会の専門委員会で議論し、提言をまとめる。早期に実施する場合、次期通常国会に国民年金法改正案を提出する。2012年度の国民年金保険料の納付率は59%で、目標とする60%を4年連続で下回った。
非正規労働者が増え、若者を中心に未納問題が深刻なためだ。政府は8月に加藤勝信官房副長官を中心に納付率向上の改革指針をまとめた。厚生労働省はこの指針に沿って全滞納者に延滞金を課す案などを検討する。
ただ、一律に延滞金を課すことに反発が出る可能性もあり、早期に結論が出ない恐れもある。http://www.nikkei.com/article/DGXNZO61360720R21C13A0NN1000/
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<案外厳しい免除基準>
国民年金保険料の納付が苦しいときは、免除申請をしましょう!という話はよく聞きます。まあ、そのとおりで、特に基本手当(=失業保険)を受給中の方は、申請すれば免除になりますし、学生さんなんかも免除になります。(※上のパンフレットは平成25年度版です)
納付が大変な方は、ぜひ免除申請をしてほしいと思います(特に障害者になったときに、免除もせず「未納」だと、大変なことになる場合があります)。
・・・とここまでは、よくある話。今回私が取り上げたいのは、その免除となる基準(>_<)。
フリーターや非正規労働とかで、少し所得があると、すぐに全額免除でなく、半額や1/4免除になってしまいます。 月12万円位で、ぎりぎり生活している方にとっては、その半額や4分の3払うのさえ、きついんです!
できるだけ、全額免除や半額免除に逃げないように、ハードな基準をつくっているんでしょうが、納付期限後、すぐ延滞金が付くとなると話は別。 「だったら、もっと免除の基準を緩くしろや~」なんて声も出てくるんじゃないでしょうか?
年金保険料だけでなく、家賃も食費も携帯代も国民健康保険料も払うのですから、低賃金で生活している方々には、結構今の免除基準もきびしいはず。。。
ちなみに、仮に最低賃金で8時間労働22日間働いたと試算すると、以下の月給になりました(^^)v えっ!これなら厚生年金保険に入るはずですって? 本来はそうですが、必ずしも「ホワイト企業」ばかりじゃないところが・・・・・。