新社会人へ(①給与明細書編)

新社会人へ(①給与明細書編)

kyuuyomeisai

普段、何気な~く見ている給与明細書。。。

「いつも振込支給額を見るだけ」という方も多くいるのではないでしょうか?

かくいう私も、はっきり金額の計算方法などが分かったのは、派遣会社で給与手続担当になった30歳になってからでした( ̄▽ ̄)!

日本では、金銭教育はあまり行われませんが、本当は、学校卒業前後に一度は受けたい授業の1つが「給与明細書の見方」ではないでしょうか? このブログでは、あえて難しい表現を避け、ごくごく簡単に解説してみたいと思います。

<①支給額ってな~に?>

やったー!今日はうれしい給料日(^^♪ ということで、給与明細書の支給額には、基本給に加えて、残業手当(法律では「割増賃金」っていいます)、家族手当、交通費などが記載されています。ここで重要なのは、ちゃ~んと残業した分の手当が付いているかどうかです(^^)v 日本って、業界によってはまだまだ「サービス残業」が常態化している面もあるので、残業手当の部分は注目して見てね♡

<②いっぱい引かれる控除額>

でもって、そこから、たくさんのお金が引かれます(ToT)。大きく分けて「保険」と「税金」の2種類です!

【保険】

えっ、俺、保険なんかに加入した覚えないんだけど・・・というそこのあなた。 実は、あなたがイザ「失業」「病気」「老後・障害・遺族」になったときのために、国が強制的に保険に加入させているんです(「社会保険」っていいます)。それが「雇用保険」「健康保険」「厚生年金保険」です(余談ではありますが、国民年金にも加入しています)。 ここで気を付けてほしいのが「厚生年金保険料」です。 なぜだと思われます? それは、掛け捨てでなく、将来の年金額にも関係してくるからです!  この「厚生年金保険料」を間違って計算している会社が実に多いこと多いこと・・・・・

(※税金や雇用保険料は単純に率を掛けるんですが、健康保険・厚生年金保険は、「定時決定」なんかで「標準報酬月額」を決め、その月額に率を掛けるんです。おまけに月額の変更や率の変更が毎年9月(10月給料日)からというなんとも中途半端な時期。。。 だから、「年金記録問題」でよ~く突っつかれるところでもあります)

【税金】

「所得税」と「住民税」を定められた率にしたがって控除されます。 ちなみに、所得税と住民税の控除方法は全く正反対ですよ( ゚Д゚)! 所得税は月々前払いしておいて年末に帳尻合わせする(「年末調整」っていいます)のに対し、住民税は、前年の所得をもとに控除する後払いです。

★給与明細の見方について、「政府インターネット動画」なんかで、解説していただけるとありがたいんですがね・・・

 

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