【社保】韓国籍の男ら健康保険証を不正入手

【社保】韓国籍の男ら健康保険証を不正入手

2016.1kenpo
※2016/1/26 NHKニュース
 日本年金機構にうその届け出をして健康保険証をだまし取ったとして逮捕された、韓国籍の男らが、実在しない人物が次々と転職したかのように装い、大量の健康保険証をだまし取っていた疑いのあることが、警視庁への取材で分かりました。調べに対し、2人は黙秘したり、容疑を否認したりしているということです。
 この事件は、去年8月ごろ、日本年金機構に、実在しない男性を雇ったとうその届け出をして、全国健康保険協会から健康保険証4通をだまし取ったとして、韓国籍で無職の李虎稔容疑者(53)と、福岡県田川市の河野誠容疑者(42)が、詐欺などの疑いで警視庁に逮捕されたものです。
その後の調べで、李容疑者らが、北九州市などに実体のない会社を十数社設立し、実在しない人物が、転職で、それらの会社を渡り歩いたかのように装い、そのつど、健康保険証をだまし取っていた疑いのあることが、警視庁への取材で分かりました。
健康保険証は転職のたびに返納することになっていますが、社員と連絡が取れないなどとして返納に応じなかったということです。
 これまでの調べで、李容疑者の自宅からはおよそ360通の健康保険証が押収され、一部は不正な口座の開設などに使われていたということで、警視庁は、ほかにも悪用されていないかなど捜査を進めています。
警視庁によりますと、調べに対し、李容疑者は黙秘し、河野容疑者は容疑を否認しているということです。
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<なぜ健康保険証が大量に作成する必要があったか?>
  写真から推認すれば、マイナンバー導入前、健康保険証だけで身分証明になる今のうちに、銀行口座を大量に開設しておこうとしたからではないでしょうか。
なお、健康保険証を作成するためには、手続時に年金手帳の添付が必要です。(これによって、厚生年金に加入し、また健康保険証が作成されます)。

 

<こんな悪い事ができる背景>
 日本年金機構の職員が、しっかりチェックしなかった、というのはもちろんあるのでしょうが、もっと根本的なことは・・・

年金手帳の紛失が何ら珍しいことではない」というところです。

不正手続きの関門、年金手帳の添付は、皆さんよく年金手帳を紛失するので、再交付をあまり疑わないのです。

数年前の、宙に浮いた未統合の年金記録問題も、そこから発生しています。

年金制度は、今でも記録誤りの危険にさらされています。

ただ、将来マイナンバー制度(個人情報カード)が浸透すれば、こういったトラブルは減少してくるかもしれません。

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