高齢者1人の国民年金(基礎年金)を何人の現役世代で支えているかを示す平成25年度の「年金扶養比率」が2・15人(前年度比0・08人減)で過去最低を更新したことが、厚生労働省が31日まとめた公的年金財政状況報告で分かった。人口減と高齢化の進展に伴い、先細る現役世代の負担が重くなっている現状が改めて浮き彫りになった。
年金扶養比率は保険料を負担する加入者数を年金の受給権者数で割った数値。国民年金の扶養比率は今後も減る傾向で、厚労省の試算によると、32年には「2人」を下回り、1・8人になる。
報告によると、サラリーマンが加入する厚生年金の25年度の扶養比率は2・32人(前年度比0・04人増)となり、やや持ち直した。受給開始年齢が60歳から61歳に引き上げられ、年金の受給権者数が減少したことが要因だという。
20153/3/31 産経ニュース
———————————————————-
もうこれ以上、現役世代の社会保険料が上がらないことを祈る!( ̄人 ̄)