歯の治療費と健康保険制度

歯の治療費と健康保険制度

このブログ・動画では、生きていく上で必要な「社会保障の仕組み」について、お伝えしております。

今回は、「歯の治療費と健康保険制度」について、お話しして参りたいと思います。

ちなみに、歯科業界からお金頂いておりませんからね(^^)。

 

 

 

通常の歯科治療は健康保険がカバー

日本国民は、みなどこかの健康保険に必ず加入する「国民皆保険制度」を取っています。

会社員なら健康保険、自営業などは国民健康保険です。

日本では、保険適用内の歯科治療であれば(程度にもよりますが)1万円前後で済みますし、定期的なケアであれば2,000円位で済みます。

※私は定期的に歯医者に通っておりまして、今日行って参りましたが、1,310円で済みました(2019/11/1)。

歯医者さんに聞いたら、「痛くなったら治療して、治療の途中でも痛くなくなったら来なくなり、また痛くなったら来る方、かなり多い」とのことでした。

 

 

 

 

一方例えば、アメリカでは皆保険制度ではないため、一旦病気になると経済面でかなり苦労することになります。

アメリカでは毎年53万世帯くらいが破産していますが、破産原因の約6割が医療費によるものだそうです(「American Journal of Public Health より」)。

民間の高い保険に加入していれば、イザというときもカバーできるのでしょうが、そんな方は少数。。。

無保険で虫歯治療をしようものなら、すぐ10万円、20万円とかかります。

 

普段、日本の社会保険制度を実感することは無いでしょうが、海外目線で見ると大変魅力的に感じます(そのため外国人が日本の健康保険証を使用して治療する”事件”もあるわけですが・・・)

 

 

 

歯のケアに気を遣う海外の人

 

そんなわけで、高い費用が掛かるので、アメリカ人は普段の歯のケア(デンタルケア、オーラルケア)に気を使います。

また文化的背景(ハグする、育ちを見られる)というのもあります。

実際、就職にもかなり影響するそうです。

歯のケアが生存競争に直結するのです。

 

でもそれって、アメリカ人だけじゃないの?

 

 

 

 

いえいえ、そんなことはなく、日本人の歯並びの悪さや口臭のひどさは、外国人からも指摘されています(日本の政治家は口が臭くて話が入ってこないらしい・・・)。

海外のスポーツ選手や政治家がテレビに映ったとき、

「歯並びがいいな~」

と感じたことありませんか?

私の子供の頃と比べ、やっぱり今の芸能人や若い方は歯並びがいいし、虫歯も少ない!

海外ほどではないにしろ、日本も時代とともに少しずつ、歯のケアが重要視されてきています。

 

 

 

 

歯科矯正でなくていもいいが・・・

 

虫歯や歯周病にになりにくくするためには、歯科矯正するほうがいいです。

歯科矯正は自由診療のため、最終的に治療が完了するまで100万~150万位かかります。

ちなみに子供の頃に歯科矯正するイメージがありますが、30代くらいの大人でも大丈夫です。

※私も30歳過ぎて、歯科矯正しました

でも。。。

 

「そんなお金無いわい!」

 

という方も、いらっしゃることでしょう。

 

 

そんな場合は、せめて一定期間ごと、歯の掃除をしてもらうと良いです。

気持ちもスッキリします(^^)。

最近では、歯周病菌が体の他の部分にも悪影響を及ぼしていることが報告されておりますので、生命にも直結してきます。

 

 

せっかくある社会保障制度です。

生命保険料を沢山掛けたり、化粧品や美容院に行くお金があれば、その一部を、健康保険を使って定期的な歯科治療をオススメいたします。

「口臭白書2019」より抜粋

 

ドリナビ
ドリナビ
「痛い・怖い」のイメージがある歯医者。
でも、定期的に通えば痛くないですし、むしろ人生の中で様々な病気リスクを抑え、経済的に得することにもなります。
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