今年も「理想の上司」が発表されました。
労務管理の専門家、社会保険労務士によるデータ分析をしてみました。
まずは、結果から。
実は、もう一つ見ていただきたいデータがあります。
厚生労働省から、労働紛争について、毎年発表のあるデータです。
これらのデータから、見えてくる理想の上司、それは・・・
「パワハラを起こさない上司」です。
上司と言うと、「熱血指導」を思い浮かぶ方がいるかもしれませんが、まるで選んだ理由には入っていません。
項目設定を間違えたかと思う位です。
あと意外にも「面白い」も少ないですね。
ちなみに労働紛争事案も、長年「解雇」がテーマでしたが、ここ4年は「いじめ・いやがらせ」です。
つまりそれだけ現代は、精神的にダメージを与える職場環境は「NO!」なのです。
パワハラ上司、熱血上司かもしれないという方、、、、、紛争になるかもしれません、お気をつけて
この手の話になると、「昔はもっと精神的に強かったが、今の方はすぐ凹む」とかいうのを聴かれます。
確かに、そういった側面もあるとは思いますが、もっと別の理由があるかも。。。
昭和のほうがもっと、今から見たら「いじめ・いやがらせ」に該当するようなことをを行っていたように思います。
昭和の時代・・・映画でもドラマでも日常でも、活気があったといえば聞こえはいいですが、・・・今より荒れてましたよ、やっぱり。
「まじめでいい子」に育った人に対して、昭和の感覚で「怒鳴ったり」「殴ったり」「威嚇したり」すれば、受け取る側は、
「なんでそんなことまで言われなあかんの」
「なにこの人、あたまオカシイんちゃう」
となります。
現代は、叱る場合にも、スマートな叱り方、上手な労務管理が、求められています。
※社労士の出番です
さて、話は変わって、上記のデータで面白いのは、「男女で反応が大きく違うところがある点」です。
元のデータの棒グラフのメモリが男女で違うので、錯覚をおこします。こういう時は揃えるべきですね
ちなみに、自分がこの中で投票するとしたら・・・男性:タモリ、 女性:石田ゆり子 さんですかね。