社労士に求められる「ヤバイ相談」のトーク術

社労士に求められる「ヤバイ相談」のトーク術

社会保険労務士となって活動するには、沢山のスキルを身に付けないといけません。

 

社労士試験を通っただけは、まだ10分の1以下のスキルしか無いのではないでしょうか?

 

労務管理に関するさらなる深い知識はもちろん、「労働社会保険・年金の手続実務」「パソコン操作や周辺の税務知識」「法人登記簿や戸籍謄本、年金記録画面の読み取り方など」・・・・

 

こういった実務知識のほかに社労士業として必要となってくるのが、「話術」です。

 

セミナーなどの話術のほか、お客様等への話術・説得術などです。

 

実際、社労士に相談が来るケースとしましては、「ヤバイ相談(=法令違反)」になるような相談も多いです。

 

「有給休暇を取らせたくないんだが」「すぐクビにさせたいんだが」「社会保険料を払いたくないんだが」・・・・・

 

だいたいの場合、すでにネットや本などある程度調べて、「難しそうだな」という感触を掴んだのちに、相談に来られます。

 

その際、相手(大概、社長か他士業)が求めていることは何でしょうか?

 

「有給休暇と取らせない方法があります」「すぐクビにする方法があります」「社会保険料を払わなくて良い方法があります」

 

こんな答えがあれば、相手に喜ばれるかもしれません。

 

しかし、すでに「難しそうだな」と思って相談されている案件の場合、多くのケースで

 

ゲームオーバー

 

です。

 

実は相手方も、無理そうだ、難しそうだ、ということは、うすうす感じてます。

 

「どう納得感のある「あきらめ」をしたら良いかを教えてほしい」

 

本人は気づいていないかもしれませんが、実は本当に求めている答えは、こんなことなのかもしれません。

 

その場合、「法律で・・・となっていますから」と答えるだけでは、相手からの納得感が得られにくいことは、だいたい想像がつくかと思います。

 

じゃあどうするか?

 

頭ひねりますね(^_^;)

 

ここが上手にトーク出来るか出来ないかが、社労士(に限らず士業)として事業運営・経営していくうえで、勝負の分かれ目になるんだろうと思います。

 

私自身も、上手く話せた「好事例」をメモしたりして、日々研鑽しています。

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