【労働】理想の上司2017のデータから見た上司の条件

【労働】理想の上司2017のデータから見た上司の条件

今年も「理想の上司」が発表されました。

 

労務管理の専門家、社会保険労務士によるデータ分析をしてみました。

 

まずは、結果から。

 

男性部門

 

女性部門

 

 

データから見えるもの

実は、もう一つ見ていただきたいデータがあります。

厚生労働省から、労働紛争について、毎年発表のあるデータです。

 

 

 

 

これらのデータから、見えてくる理想の上司、それは・・・

 
パワハラを起こさない上司」です。

 
上司と言うと、「熱血指導」を思い浮かぶ方がいるかもしれませんが、まるで選んだ理由には入っていません。

 
項目設定を間違えたかと思う位です。

 
あと意外にも「面白い」も少ないですね。

 
ちなみに労働紛争事案も、長年「解雇」がテーマでしたが、ここ4年は「いじめ・いやがらせ」です。

 
つまりそれだけ現代は、精神的にダメージを与える職場環境は「NO!」なのです。

 

パワハラ上司、熱血上司かもしれないという方、、、、、紛争になるかもしれません、お気をつけて

 

 

今の人は精神的に弱くなった?

この手の話になると、「昔はもっと精神的に強かったが、今の方はすぐ凹む」とかいうのを聴かれます。

 
確かに、そういった側面もあるとは思いますが、もっと別の理由があるかも。。。

 
昭和のほうがもっと、今から見たら「いじめ・いやがらせ」に該当するようなことをを行っていたように思います。

 
昭和の時代・・・映画でもドラマでも日常でも、活気があったといえば聞こえはいいですが、・・・今より荒れてましたよ、やっぱり。

 
「まじめでいい子」に育った人に対して、昭和の感覚で「怒鳴ったり」「殴ったり」「威嚇したり」すれば、受け取る側は、

 
「なんでそんなことまで言われなあかんの」

 
「なにこの人、あたまオカシイんちゃう」

 
となります。

 
現代は、叱る場合にも、スマートな叱り方、上手な労務管理が、求められています。
※社労士の出番です

 

 

男性と女性では理想の上司が違う

さて、話は変わって、上記のデータで面白いのは、「男女で反応が大きく違うところがある点」です。

男性にとって理想の男性上司は、実は ①位「タモリ」 ②位「池上彰」 ③位「内村光良」の順だった。
理想の女性上司は、理想の男性上司と比べ、実は 上位2人(水ト、天海)がダントツに飛びぬけて人気である。

 
元のデータの棒グラフのメモリが男女で違うので、錯覚をおこします。こういう時は揃えるべきですね

 
ちなみに、自分がこの中で投票するとしたら・・・男性:タモリ、 女性:石田ゆり子 さんですかね。

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