戦後日本の社会保障の歩み

戦後日本の社会保障の歩み

syakaihosyou昭和20年8月14日、日本はポツダム宣言を受諾し、翌15日玉音放送(終戦の詔勅)となりました。  (※欧米では、ミズーリ号で降伏文書に調印した9月2日が対日戦勝記念日。なお15日以降もソ連だけは侵攻が続き、9月1日までに択捉・国後・色丹を占領、降伏文書調印後の3~5日に歯舞群島を占領)

日本の社会保障制度は健康保険だけは先行していましたが、 戦後になると急速に制度が充実していくことになります。。。

 

日本国憲法(昭和21年11月3日公布→翌22年5月3日施行)

※第27条第2項「賃金、就業時間、休息その他の勤労条件に関する基準は、法律でこれを定める

※第25条1項「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する

↓ ↓ ↓ ↓ ↓(これを受けて・・・)

労働基準法(昭和22年4月7日公布、同年9月1日に大部分の規定が施行され、11月1日には残りの部分が施行)

労働条件の原則は「人たるに値する生活」を保障するものであり、労働条件の決定は労働者と使用者が対等の立場で決定すべきであるという総則を掲げた上で、週48時間労働、年次有給休暇、女子・年少者の深夜就業禁止、労災補償など労働条件の最低基準を全般的に設けました。

労働者災害補償保険法(昭和22年4月7日公布)

失業保険法(昭和22年12月1日制定、11月に遡って被保険者へ)

生活保護法(昭和25年5月4日制定)

厚生年金保険法(昭和17年6月(労働者年金)→昭和19年10月(厚生年金)→昭和29年5月改正)

健康保険法(昭和2年1月全面発足→昭和13年7月国民健康保険→36年4月国民健康保険が全国に普及し皆保険

国民年金法(昭和34年4月制定→適用事務は35年10月からスタート、36年4月保険料徴収が開始され皆年金

 

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